最後かも
12日昼前札幌に向けて出発。
車に乗り込みシートベルトを締めいざ発進。
玄関先に続くわずかばかりの並木道から六線道路に出ると、出穂期を迎えた秋蒔き小麦の穂波の
風に揺れるのが目に飛び込む。
視線を遠くに投じると、広々とした畑と綿雲が点々している真っ青な空。
十勝の豊かさを感じる大好きな風景だ。
今回の出札の目的は、翌13日午前に予定されている酪農学園大学の実践酪農学の講義の為だ。
午前の3.4講の一時間半の受け持ち時間だが、貴重な学生達の時間を無駄にならない様講義の起承転結を整理するため
静かな環境に前泊し、頭の中に詰め込むのだ。
しかし、この実践酪農学は今年で一旦終了と言う事らしい。
もう20年続く講座で、初回から携わっていたオレとしては少し寂しい気がする。
日高山脈襟裳十勝国立公園に
昨日の朝、日高山脈襟裳十勝国立公園、「ああ、長ったらしい名前でめんどくさいので...」つまり日高の山並に目を向けると、
虹がかかっていた。
剣山から北に向かって弧を描いていた。
こんな虹のかかり方は珍しい、と言うか73年の人生で初めてかも⁉️
刻々と表情を変える......
記憶に残る一風景だ。
さては、人身御供
今年に入り、米騒動が急浮上してきた。
コメの急激な値上がりから、国内のコメ不足が露呈。
小泉新農相の鶴の一声で、緊急時の為の備蓄米を低価格で放出した。
備蓄米は、非常時国民が1〜1.5ヶ月飢える事のない様100万t備蓄する事を定めている。
その備蓄米は、何らかの理由で手をつけた分、政府は速やかに買い戻ようになっている。
業界紙一面には
小泉農相に変わった途端、随意契約でインターネット販売やコンビニでも販売できる様にし、
旧来の個人商店の米屋さんは、対応に苦慮している。
そこで今朝の道新
日本人の米の消費量は年間700〜800万tと言われているが、それに上乗せして手をつけた備蓄米100万tを速やかに備蓄し直さなければいけない。
紙面では、大規模な水田農家は増産に舵を切り始めているがこれはほんの一部の農家にすぎず、
大半は小規模農家であったり、加えて高齢化も進んでいる現状では、急激な増産は難しい。
政府もコメの増産に向け、政策指示を出しているが、農家に手厚くすれば財政支出は膨大になるし、
不十分であれば離農加速の恐れがあると、コメの安定供給と農家の経営維持の両立に向け、
難しい舵取りが迫られると新聞には載っている。
しかし何も難しい事は無い。
国民を飢えさせない事を大前提に考えるなら、供給力では無く自給力の向上である。
すると何が最優先か、自ずと答えは出てくる。
農水大臣は農協をぶっ壊すと称して、なし崩し的にコメまで自由化の俎上に乗せてしまうのではないか。
何てったって自民党をぶっ壊すとして郵政民営化を強行した小泉純一郎の息子だからな...
アメリカファーストをさけぶトランプ大統領の過激な関税政策に対して、赤澤大臣も自動車を売る為アメリカでの
余剰農産物(トウモロコシや大豆)を大量に受け入れる用意もしているようだし......
生け花
畑ではコントラがブンブン音をたてライ麦の収穫に走り廻っているが
目を少し上に転じれば、今年もウエモンズハート前のトチノキが、開花時期を迎えた。
隣の辛夷の白い可憐な花は、入院時期と重なり見る事はできなかったけど、ルピナスとの花を枝先に満載した様なトチノキをついつい見上げてしまう。
居間でも眺められる様に一房手折ってくる。
6月1日
一晩過ぎた今朝も頑張って可憐な姿を見せてくれている。
因みに老父によれば「ロウソク花」とも言うそうだ。
遠望すれば木の枝先に無数のロウソクの灯明が灯ってもいる様だ。
そういえば、仏教の曼荼羅絵図にも見える
合掌
収穫
先日ライ麦が出穂期を迎えたことを報告しました。
そして一昨日(29日)刈り取りをし、
今日コントラを頼んで、ライ麦を収穫、そしてバンカーサイロに詰め込んでいた。
ライ麦の若刈りサイレージを作るのは、広瀬牧場史上初の試み。
どんな餌が出来るのか、楽しみだ‼️