折り返し点
今日は6月30日。
つまり一年の折り返し点だ。
向かいの芽室町の畑を車で探索。
するとどうだ、麦が色付き始めている。つまり麦秋だ。
麦にも色々種類がある。我や先、他人や先か。
ジャガイモも満開だ
日高の山裾までこんな景色が続く十勝は、豊な土地だ!
話しは変わって。
先だって、日高山脈襟裳国定公園が、名称に十勝を加えて、日高山脈襟裳十勝国立公園に昇格したが、
地域振興と言う意味では、まだまだ市町村間の連携を模索している所らしい。
折角「十勝」と言う名称が入るのだから、農業を巻き込んだ地域振興を考えなくちゃ!ネェ!
100年
今朝の新聞に、甲子園球場の完成100周年を記念した硬貨を発行と言うニュースが載っていた。
自分の記憶の中では、北海道開拓100年が最も古いかな。1968年16才の頃だ。
それに合わせて江別の野幌に百年記念塔や開拓記念館がつくられた。
その2年後、酪農学園短大IIコースに入学したため、在学中何度か行った記憶があるが、
1~2年前に老朽化の為取り壊されてしまった。
その16年後には帯広開拓百年の式典も有った。32才の時か。
我が家は大正7年に岐阜からここ十勝に移住しているので、2018年11月23日に「廣瀬家渡道100年」記念式典を挙行し
自分にとっての力作百年記念誌「賢者は歴史に学ぶ」も発刊した。
翌2019年4〜9月にはNHKの朝ドラ100作目を記念して、十勝の酪農家を舞台にした「なつぞら(広瀬すず主演)」が放映される。
この100作目では奇しくも自分自身、その脚本作りに始まり、広瀬すずさんや草刈正雄を始めとした役者さんへの演技指導。
更には酪農指導と肩書きをもらい毎日の撮影にも同行させてもらった。
人生色んな「100」に出逢っているが、3年後には老父が100才を迎えるし、
その前年の2026年には昭和100年を迎える。
牛さん、美味しい?
今朝の業界紙一面
綺麗な縞模様。プロの仕事。美しい作業風景が絵になる。
栄養価が高く、繊維質も豊富。乳牛にとって最も大切な1番牧草の収穫風景を鳥瞰した写真だ。
そして絵の下のキャプションには
「雨を避けるため、草刈り機(右)と収穫機を同時に稼働させ、急ピッチで作業する(北海道中標津町で)」とある。
牛飼いを生業として、牛に家族を養って貰った身としては、「牛さん本当に喜んでいるのだろうか⁉︎」と
疑問に思ってしまう。
つまり、刈り取りながら同時に切り込む事だ。
十勝でもそうだが、コントラクターに作業を依頼すると、請け負った広大な面積の牧草を適期刈り取りする事が至上命題だが、
水分調整がなされていない。
しかし、牛が最も喜ぶグラスサイレージ、ひいては我々が飲んで美味しいと感じる牛乳を作るには、
牧草の適期刈り取りと水分を83%から65%位までの予乾が必要なのだ。
この作業では、牛や人の事は無視。
ここでも効率至上主義なのか。
牛さん、このグラスサイレージ本当に美味しいですか?
46回目
「よくぞ今まで続いたものだ!」なんて独り言を言っていても、なんのこっちゃ?ですよねー。
実は昨日6月24日は46回目の結婚記念日なのだ。
「誰の⁉︎」ってか?
「だ・か・ら・オレと家内です!」
「アーァなるほど。ホントよく続いたね。奥さんしっかりしてるからね!」
そんな声がオチコチから聞こえて来そうですが、
「ハイ、その通りです。」
家内が5月30日に膵臓癌の摘出手術を受け超特急の6月12日に退院したのだが、
昨日は膵癌の様態説明や今後5年に亘追跡検査などについて、医師から説明があった。
膵癌はステージ0。とは言え、癌の転移は100%0とは言え無いので、3ヶ月置きに
がん検診を受けて下さい、との事だった。
病院でのスケジュールが全て終わった午後1時頃から、糠平湖畔の「ヒグマ珈琲」に向う。
「ヒグマ珈琲」のオーナーの鈴木さんご夫妻が、1ヶ月程前にアイスクリーム作り体験の
相談に来てくれた、そのご縁で尋ねて行ったのだ。
窓ぎわの席に腰掛け、「ライスサラダボウル スープ付き」とコーヒーをオーダー。
人生初めてのメニューだが、美味しかった。
食後の珈琲を頂きながら、漸く写真を撮る
夜は夜で、孫や家族皆んなで祝って貰った。
持山、増えた
昨日6月13日、山林の売買契約が成立。
山林と言ってもほぼ平らな所で、この2月に53年生のカラ松を皆伐したばかり。
帯広市内在住のMさんから購入。
面積は48,429㎡。昔風に言うと、4町8反4畝29歩。
所有山林は約98ha余り。
「100町の山持ちになると」言う老父の夢に、あともう一歩だ。
しかし振り返って見ると、オヤジの後継なんかゴメンだ!と思いつつも家業の酪農を継いでしまった。
そして今、「山を買い、木を植えるのは、50年後の廣瀬家の年金だ」と言うオヤジの言葉に乗せられて、山林経営も然りだ。
オレの代は土地購入、植樹、下草刈りなどなど出費ばかりだと言うのに...