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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2025年8月 5日(火) 05:22

混じりっけ無しの本物の味

  8月2日午前、東京からNさん一家が牧場体験に来てくれた。
子供さんは未だ5才との事。
ウエモンズハートで言う"all体験"で、酪農や牛乳の話し、牧場見学そしてアイスクリーム作り体験だが、
5才の子供には飽きさせない様クイズや簡単な質問をおり混ぜながら、進めて行く。

さて、いよいよアイスクリーム作り体験だ。
勿論、入念に手洗いもしてもらう。
そして、準備する道具や作り方の説明が一通り終わり「ヨーイ、スタート」の合図で、
氷をボール内に並べるところから始める。

7〜8分後「はーい出来上がりです。早速食べてみて下さい」

すると若いお母さんが「◯◯ちゃん、人生初のアイスクリームだね。どんな味か楽しみだね。」と言うではないか。
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お母さんのその言葉を聞き咎めて「5才にもなって初めてのアイスクリーム⁉️よく今まで我慢させられましたね。
昔家内も幼い子の虫歯を防ぐためにチョコレートを3〜4才まで控えさせていたけど、そんな思いですか❓」と聞いた。
するとお母さんは「いいえ、本物のアイスクリームの味をこの子の舌に覚えてもらいたかったのよ。」と言うではないか。
「本物⁉️」と聞き直すと
「そう。コンビニやスーパー。アイス専門店でいつでも身近に溢れているけど、人工甘味料や着色剤にフレーバーなど
どんな物が含まれているかわかりません。ですから自牧場で生産された牛乳に自然甘味料のグラニュー糖。そしてフレーバーは不使用と言う
広瀬牧場ウエモンズハートさんのアイスを、彼女の初アイス体験させたかったの」と言うではありませんか。
「そうなんだ......。本当に光栄です。」と言うのがやっと。

26年前。ジェラートショップ「ウエモンズハート」を始めるに当たって店長は、
「美味しさの基本は自牧場で搾った牛乳に北海道で生産された自然甘味料のグラニュー糖。
成分調整には十勝産の生クリームにスキムミルクのみで作る事」と公言。
その基本は今も守り続けてられている。

その店長の思いはウエモンズハートのHPで紹介されているが、
こんな形で消費者に伝わっている事が分かった、嬉しい体験時間でした。

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2025年8月 3日(日) 06:20

低価値医療

今朝のニュースTVニュースから
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「低価値医療」って初めて聞く言葉だけど、受診者の1割が受けているらしい
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内容はと言えば
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我が国は国民皆保険制度で、どんな些細な事でも病院を受診出来る事が悪用されているのか?
体調不良を感じた時に、医者に診断し薬を処方されると、絶対的な安心感が得られるのもまた真実。

そう言えば20代の頃病院を受診した時の医師との会話を思い出す。
「今日はどうしました」と医者
「はい、風邪のようで......」と言うと、その続きを遮る様に
「風邪かどうかを決めるのは私の仕事。症状を言いなさい!」と高圧的に言われた。
ビックリして症状を伝えると彼の先生は
「ハイ、風邪ですね。1週間分薬を出しておきますから飲んで様子を見て下さい」
「なんだい、やっぱり風邪じゃないか。症状を伝える枕詞として、風邪のようで、と言ったのに!」と言う悪態の
言葉を飲み込んで、「ありがとうございました」と頭を下げて退室する。

その時処方された薬の事は全く覚えていないけど「低価値医療」だったのかな⁈

そう言えば、長男がデンマークで1年酪農実習していた時の話しを思い出した。
かの国では、風邪くらいでは病院で診て貰えず、ウォッカを一口あおって身体を休めるのが対処療法らしい。

病院で色々助けて頂いている身としては「効率優先の医療」も
どうかと思うが......

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2025年7月29日(火) 06:41

ついふらっと

 昨日の道新から
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最近、居酒屋が昼飲みできるような営業形態になりつつあるとのニュースだ。
早いところでは朝7時から、と言う店もある様だ。

そう言えば百姓仲間の同級生にも3人ほど昼間っからビールや焼酎を飲んでいる奴らがいる。
その一人。
家業の酪農を継いだ頃「うちの親父は昼間っから酒を飲んで、畑にも出てこない。この忙しいのに!」と愚痴ばかり言っていた。
さて息子に経営移譲した途端「役に立たん年寄りがウロウロして邪魔だって怒られるくらいなら、家に引っ込んでいる方が良いからな」
と言い訳しつつ、昼間っから酒を飲んでいる様だ。

なるほど自分も最近「知らぬが仏」と、牛舎に近寄らない様にしている。
酒は飲んでいないが!

ここ数年同年代の仲間と夜の飲み会だけでなく、月一くらいで昼メシも一緒しているが、
酒は勿論無しだ。
しかし皆んな"老いらく"の身。
「たまに昼間っから一杯やるか」と言い出したら"ついふらっと"昼飲み始めてしまうかも。
くわばらくわばら‼️

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2025年7月27日(日) 10:47

シャバだ〜

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札医大での避暑⁉️も終え、昼前のJRおおぞらで戻ります。IMG_6053.jpeg

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2025年7月24日(木) 12:00

相性

 今回入院した11日、術前の幾つかの検査に血液検査が有った。

入院の荷物を所定の位置に片付けて病衣に着替えて待っていると、
若い看護師がやって来て「今日日中担当の○○です。これから採血させていただきます。」
「はい、こちらこそ宜しくお願いします」
「腕のバーコード見せて下さい」
「ハイ」とネームバントをつけた左腕を差し出す。
「ピッ」とバーコード読み取り機が鳴る。
「お名前をお願いします」
「ヒロセ フミヒコです。」
「それでは、サンプル4本採らせていただきます。」と、血液採取作業が始まる。

始めは左腕に「チクッ.........」。
そして右腕にも「チクッ......」
イヤイヤ、やっぱり左腕かと「チクッ...」
3度目の正直。ようやく4本のサンプルを採取し、終了。

そして10分後先程の看護師が枕頭に来て「ゴメンなさい。後2本採血させて下さい」と済まなさそうに言うでは無いか。
「いっぺんににやれよ」と心の中で悪態をつきながら、口では「イイよ」と大人の対応だ。ダテに年は喰っていない。
と、言うか「近頃、些細な事でにでも声高に文句をつける高齢者クレーマーが増えている」とのニュースが脳裏に浮かび、口をつぐんだだけだが...

先程の"3度目の正直"の左腕を差し出すと、もたつきながら「チクッ......」
またまた「ゴメンなさい、今度は手首見せてもらえますか」と右腕の肘から先、手首、手の甲までまさぐり、
ようやく決断したように「この手首の血管から採らせて下さい」
そして「チクッ...」やっとの様に、採血が始まって安堵したのか件の看護師が「ゴメンなさいね、どうも血管との相性が悪い様ですみません」と、よく有る事の様に言うでは無いか。
「お前が下手くそなだけだろう」の言葉を飲み込みながら「相性ってあるんですか?その言い方を借りると、担当医が胆嚢切除手術中、この患者との相性が悪いからと言って身体の中をズタズタに切り開くのかな。
まさかそんな事無いよね⁈」と、嫌味な言葉がつい口をついた。
(この言葉、高齢者による理不尽なクレームかな。"
せめて「下手ですみません」と素直に謝ってくれたら、オレだって「こんな腕でいいなら、上達するまで何度でも貸すよ」と言うくらいの度量くらい持ち合わせているんだ
(威張るほども問題じゃありませんが小さい人間ですみません)

そして数分後、別の年嵩の看護師がやって来て「すみません、サンプル足りなかったようなので、もう一度採らせて下さい」と言うでは無いか。

果たして仇を取りに来たか⁈と思いつつ右腕を差し出すと「チクッ」。
「はい終わりました。ありがとうございました」とアッという間に帰って行くではないか。

「相性が悪い」なんて逃げていないで、素直に技術を磨けよ。ねぇ看護師さん

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