翔平の成れの果て
先日所用が有って、帯農酪農科の同級生W君の家を訪ねた。
帯同した大垣市の知人に、W君の紹介をした。
「W君は当時長崎国体の馬術部門に出場した経験があるんだ。こう見えても大した男なんだ!
その活躍があった後、当時の高ニコースと言う全国紙の表紙を飾ったんだ。」
すると本人が口を開き「実は、たまたま昨日その高二コース手に取って見ていたんだ。すぐ出せるけど
見てみるか?」と言うではないか!(たまたま昨日では無く毎日手に取って、過去の栄光にしがみついてるのでは⁉︎)
なる程立ち上がって隣りの部屋に入ったと思う間も無く例の高二コースをてに戻ってきた。
馬を引いているのがW君だ。
もう少しアップして見よう。
この雑誌の発行年を見てみると昭和44年となっている。
我々は17才高三の時だ。若い筈だ、もう55年前の写真だもの。
扨、皆さんどうでしょう。
よく見てみると、何やら今の時の人「大谷翔平」に似ているではないか⁉︎
その話しをすと、同席していた彼の息子がまじまじと父親の顔をみながら、
「大谷翔平の成れの果てがこの顔か!」だって。
半世紀以上、風雪に耐えた顔だ!
氷花
今朝はガスのかかった夜明けを迎えた。近くのアカダモは枝の先まで氷花でビッシリ。遠くのヤチタモの木は靄って見える。
全ての木々や枯草などにもビッシリだ。
庭のオンコ
石楠花
エゾムラサキつつじ
チョウセンゴヨウ
辛夷
枯れススキ
セイタカアワダチソウ
アカザ
カシワの枯葉(まるでコウモリがぶら下がっているよう)
皆んなみんな氷の花を咲かせていた。
我がふるさと自慢の景色。
午前7時の朝食前。
60余年前、まつ毛やマフラーにも氷の花を咲かせながら、寒さを堪えて西帯広の小学校に一里の道を通った事を思い出し
往時と変わらぬ風景に、しばし見入ってしまった。
気嵐
夕方4時半過ぎ、軽トラに燃料を入れ帰宅途中、高台に上がり南6線を我が家に向かって西進すると、
珍しく雪原の気嵐が発生していた。
写真では吹雪の様に見えるが、霧が発生しているのだ。
気嵐と言えば冷え込んだ朝、外気温と温かい水面の温度差が大きくなると発生する川霧を想像するが、
降雪後急に冷え込む時にも発生する。
しかし頻度は少なく珍しい現象だ。
積雪40cm
昨日昼頃からハラハラと雪が降ったり止んだりしていたが、夜半になると本格的に降り始めたらしく、
今日昼ごろには止んだが、軽トラのタイヤが3分の2程埋まるくらいの積雪となった。
庭のタヌキ夫婦も寒さに負けず、誰何している。
ふつう降雪後は北風が吹き始め猛吹雪となる事が多いのだが、
木々が純白のコートを羽織ったり、真っ白花を満開にさせたりと、風が吹くまでの束の間の
北国ならではの景色だ。積もった雪が美しい。子供の頃から大好きな風景だ!
ひと足早く辛夷が咲いたようだ
桜の木にも...
寿命と余命
似て非なるもの
自分事だが、一昨年妹家族に古希の祝いをして貰った。
いつも書いている事だが、自分の60代は難病との戦いだった。
50代後半から呼吸困難などの体調不良が続き、62才の時には指定難病に罹患している事が判明、併せて余命5年との宣告を受ける。
その時、古希を迎える自分は想像すら出来ないばかりか、人生の余勢を駆ってウエモンズハートの乳製品(チーズやプリンなど)の
ラインナップの充実をとの思いにトライする事すら出来なくなってしまった。
大いに人生の悲哀を感じたものだった。
しかし幸運にも阪大病院の澤先生を紹介していただき、治験の手術を受ける事ができ、
人生終末時計を止めていただいた。
人生にはこんな幸運も待っていてくれたんだ。捨てたもんじゃ無いなどと喜びの日々を重ねる内に、
先の写真にあるように、失われた筈の古希を迎えたのだ。
はてさて我が老後。
アラ還をゆっくり味わう事無く、その入り口から放り投げられて宙を舞い、ドスンと落ちた先があの世では無くアラ古希。
全く持ってあの世で無くて良かったのだが、戸惑うばかりだ。残りの人生設計の見直し作業が必要だ。
日本人男性の平均寿命は2021年で81才。え〜っ、後10年か。
健康年齢を考えるとそこそこ元気に自分の意思で動けるのは5年⁈7年⁈
ムムム...如何にも残り少ない!
そもそも「平均寿命」とは何ぞや。
今の日本で、生まれたばかりの赤ん坊が何年生きられるか?と言うのが寿命で
男の子が81才余り。女の子は87.5才
では「平均余命」とは?
厚生労働省が毎年発表している「簡易生命表」と言うものがあって、その表には年齢別の余命年数が一覧で発表されている。
これによると2021では、♂72才だと14.11年。♀72才では18.17年。
つまり♂は86才。♀は90才強となるそうだ。
思いの外人生の伸び代が有ったんだ!
老後の注意事項として、平均「寿命」では無く平均「余命」を頭に入れて、年金と蓄えを上手く使わないと
老後破産が待っているそうな。
はてさて、ウエモンズハートの行方や如何に!