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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2017年8月11日(金) 08:26

常識をくつがえす

以前、自然破壊、環境破壊は人類が農耕を始めた事が起源だ!と、物の本に書いて有った。農業は人類の生命維持に対して多大な貢献をしていると自負していたものだが、視点を変えるとそうなるのか⁈と、いたく感動しまた失望したものだ。 今回、入院の暇つぶしにと送って頂いた"サピエンス全史"の読後感は、人類史を私の様な凡人には思いもよらない立ち位置から観察、表現していた稀有な歴史書だ! IMG_1037.JPG アフリカでほそぼそと暮らしていたホモ・サピエンスが、食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いたのはなぜか。キーワードは「虚構」だ。この虚構こそが見知らぬ人同士が協力することを可能にした!と言うのだ。 やがて人類は農耕を始めたが、農業革命は狩猟採取社会よりも苛酷な生活を人類に強いた、史上最大の詐欺だと、本書は言うのである。 私も筋金入りの百姓と自認しで憚らないが、やはり、第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇。"農"と言う字か入っていてとくに詳細に読んで見る。 本書から... 人類は250万年にわたって、狩猟・採取で生活の糧を得てきた。そしてこれらの動植物は人間の介在無しに暮らし、繁殖していた。 1万年前、いくつかの動植物の生命を操作し始める。 中近東では小麦の栽培とヤギの家畜化が始まり、中央アメリカではトウモロコシとマメ、南米ではジャガイモとラマ、中国では稲とキビそしてブタ、北米ではカボチャなどなど栽培し家畜化が進む。人類にとって農業革命は大躍進だ。 狩猟採取民は、動植物の生態に詳しく、自然の秘密を知っていた。その為、飢えや病気の危険が少なく、栄養状態により繁殖力が変わり、人口は自然にコントロールされていた。 一方、農耕民は手に入る食糧の総量は増えたけど、人口爆発と飽食のエリートを誕生させてしまった。 誰の責任か。王、聖職者、商人のいずれでも無い。犯人は小麦、イネ、ジャガイモなど一握りの植物種だ。ホモ・サピエンスが栽培化したのではなく、逆にホモ・サピエンスがそれらに家畜化されたのだ!と本書では言う。 小麦は自分に有利な形でホモ・サピエンスを操る。その証拠に小麦の嫌う畑の櫟を取り除き、小麦より強い雑草をとり、虫や疫病の発生を恐れ、ウサギ、イナゴ、そしてそれを好んで餌にする生き物に対して無防備だったので、絶えず目を光らせまもってやる。必要で有れば水もはこぶ。養分も貪欲に求めたのでサピエンスは動物の糞便まで集め、小麦の育つ地面を肥やしてやる事を強いられた。つまり朝から晩まで小麦の世話ばかり焼いて過ごすようになった。 そして栄養の偏り、収穫の不安定と境界をめぐる争い、保存食料を守る為他の集団との争いが起こるようになる。 狩猟採集か中心の時代、一つのオアシスでは100人が楽に暮らせた。しかし、多くの穀物が収穫できる様になると、そのオアシスでは1000人の人が暮らせる様になったが人々は病気や栄養不良に深刻に苦しみ始める。 では何故? DNAの複製だ。1000人の複製は100人の複製に常に勝る。すなわち、以前より劣悪な条件下であってもより多くの人を生かしておく能力こそが農業革命の真髄だ。しかし、これは個々の人間の知ったことではない。 正気の人間が何故、自分の生活水準を落としてまでホモ・サピエンスのゲノムの複製を増やそうとするのか?誰もそんな取り引きに合意していない。 これこそが、農業革命の罠だと言うのだ。 女性が産みの苦しみを味わいながら、更に幾度も子供を産む。これこそがDNAの陰謀!と書いてた本も以前に読んだのを思い出す。
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2017年8月10日(木) 04:40

こもごも

只今午前4時半。夜のとばりが今まさに明けようかと、そらが白み始める! 北海道帯広はきっと明るくなっている筈⁉︎息子達も牛舎作業を始めているだろう。酪農家の朝は早い‼︎ 今私は四人部屋の住人で、他の三人は手術を待っているところだ。 そしてまた、カーテン越しに聞こえてくる会話から... Aさんは私が移って来た8月1日以前の住人だ。狭心症の手術を待っている様だけど、糖尿病を患っていて毎食前血糖値を測り必要量のインシュリンを打っている。手術の日程が中々定まらず看護婦に当たり散らしている。「食事はどれ位食べましたか?」と言った看護婦の問いに「こんな味気ない飯食えるか!」「今日はシャワーの日だけど何時頃がいいですか?」「そんなもん入らん!」などとチョー偏屈だ。昨日は術前の説明が予定より2時間以上遅れたことに対して看護婦に「何で時間通り出来ないんだ!」「今先生が取り掛かっている手術が延びている様です。そしてここの病院は大勢の患者さんが入って来て、先生は入院患者も含めて危険度の高い患者さんから手術を実施するんですよ。」「そんな事関係無い。やると言ったら時間通りやれよ‼︎」と喚き出す。 Bさんは心筋梗塞と大動脈瘤の手術を二度に渡って予定されている。この方も中々順番が来ず、「はよ日程が決まらんと、モチベーションが下がる。薬飲んでるだけだったら、一旦家に帰らしてもらったほうがええんちゃう?」と、Aさんよりはやんわりだけどこれ又苦情ばかり... Cさんは二日前に入って来た。何年か前に心臓の弁を人工のものにしたらしいけど、その周りにばい菌が巣を作って再び閉鎖不全を起こし再手術らしい。他にも腹部と脳に動脈瘤が有り、破裂を防ぐ為の手術も引き続き予定されている様だ。 翻って30年前、家内が大動脈瘤により大動脈弁閉鎖不全症を発症し札幌医大で手術を受けた際、診断では早急に弁置換の手術を勧められた。しかし、心臓にメスを入れる事に恐怖を覚え、秋になったらまた来ます。と先生の説得を振り切り帯広に逃げる様に帰って来たものだ! それから数日後、札医大の先生からベッドが空いたから入院しませんか⁉︎と電話が入った。 つい先日、秋にしたいとお願いした筈ですが⁉︎と言うと、札医大では心臓の手術を待っている方が120人ほどおられけど、広瀬さんが一番危険な状態なんです!と言われるも、中々決断が付かず今回もお断りしたいと私。 そこで先生は続けて、今手術をお断りしても次、ベッドが空いたらまたすぐに電話します、何回でも...!と仰る。 その場で家内と恐怖を振り払い手術を受ける事を決め、翌日札医大に入院し手術を受けたのでした。 あの時の札医大の心臓血管外科医の度重なる真摯なお誘いに応えて今の命がある。幸せな事だ! 同室の方々よ、先生の決めた順番に素直に応じてみたら... ここまで良質な高度医療を受けられるのも間近じゃ無いか! IMG_0674.JPG
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2017年8月 9日(水) 15:34

社会

今日は晴れて、自立の日だ! 何がって...⁈ 嬉しい嬉しい1Fローソンでのお買い物が解禁だ‼︎ 午後4時過ぎの事である! 家内が北海道に戻る前に仕込んでくれた飲食物が欠品し始め、看護婦に哀願したのだ! IMG_1098.JPG 水道水は飲む気になれないし、浄水器もデイルームにある事はあるけど、やっぱりSUNTORYの"奥大山の天然水"だ。 水の消費量は一日に1.5L。コーヒーは"CRAFT BOSS "のブラック500mlで、二日に一本と言った所か... やはり口ばかりでは無く歯も寂しがりるのでローソンセレクトの"ピーナッツ揚げ"も購入。内容量は90g。これは三日ほどかけて消費。 それに、写真にはしっかり写らなかったけど"月餅"。これは2〜3日に一個と、つましいものだ⁈(本当か?) 拡張型心筋症を悪化させない最良の方法はダイエットだった!忘れていないのだけど... 手術から半月が過ぎ、痛みもほぼ無くなり快調。あとは治験の為のデータを取るのに二週間程。その後に退院の運びとなるらしい! そんな中今日午後、愛西市の加藤康利さんご夫婦が見舞いに来てくれた。 聞き上手な康利さんと奥さんの笑顔とタイミングの良い合いの手で、如何なる無口な自分も喋りまくり。お孫さんの出来た喜びをもう少しお聞きしたかったけれど、「兎に角お元気そうで...」の言葉に、自分の口のリハビリばかりでした。 しかし、いつお会いしてもこのお二人はなんと爽やかで、信頼し合っている感100%、否120%か!兎も角安定感抜群のご夫婦だ‼︎流石15〜16才頃からの恋人関係といった筋金入りだ! 我々夫婦も斯くありたいものだ! 嬉しい事は重なるもので、その後にウエモンズハートスタッフの"ワカちゃん"夫婦も見舞いに来てくれた。予期しない顔に、一瞬目を疑った! ビックリ ポンや⁉︎ そう言えば大阪はスタッフのワカちゃんの故郷だ。早めのお盆休みを取っての帰郷で、家に帰る前に見舞ってくれたのだ! 今朝早く帯広を出発!新千歳空港から伊丹へ直行だったそうだ!そんな長旅の疲れで、長男のヒロト君も優しいお父さんの腕の中で居眠り...(遥か昔、子育て中の自分達を思い出させてくれた。) 無事手術を終え、傷の痛みも殆ど無くなり人恋しくなり、里心が付き始めた矢先のお見舞いに、舞い上がる程嬉しかった! 明日は誰が来てくれるかな?
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2017年8月 8日(火) 08:47

2週間が過ぎ...

今日8/8火曜日、移植手術後まる2週間が過ぎた。少し疼く程度に傷口の痛みも激減し、早く患者から卒業せよ!とばかりにリハビリも始まった。 術後の心臓についてはまだ詳細な説明がないので、客観的では無く自分自身の感じではこの2週間不整脈も感じられず、本当に心筋シートと言う継ぎを当てたのかな?と言う感じ。全く違和感は無い。 それに引き換え、術後、痰咳が出る度に傷口に五寸釘を打ち込まれる様な痛さには、閉口だった。 ICUでは15分毎に数度の咳痰も、CVCUそして個室へと移動する数日の内にその頻度が激減し、もう二、三日で随分楽になるのでは...と、期待したのです。が、甘かった! 個室に移った翌日、背中からいれて居た痛み止めの点滴が外れ、その薬効が切れ始めた頃から、動くこと能わず!と言った痛みに襲われ始める。 6時間以上空けて飲む鎮痛剤の待ち遠しい事! これ程の薬物依存性になるとは... 患者本人は"今までに経験した事の無い痛み"と戦っていると言うのに、日にち薬ですね!と先生は取り合ってくれない。 その痛み以外は全て順調に推移していると見えて、今度は四人部屋に移される。そしてその先生の言う日にち薬も薬効が出始め、11〜12日目にはぐんぐん楽になり、痛み止めの薬も今日辺り縁が切れそう! 今日も10時からスパルタなリハビリが始まります! 頑張るぞ! あゝそれから、一昨日から読書も再開! "サピエンス全史"面白かった!読後感は後刻‼︎IMG_1037.JPG
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2017年8月 7日(月) 10:39

弔辞

今日午後7時から通夜、明日8日午前9時から義兄の告別式だ。 大阪から 弔辞 兄貴さん、早過ぎる‼︎ 私たちは真由美を介して、義理の兄弟となりました。 もう39年前の事です。 ありきたりの義兄弟でしたが、それを変えてくれたのがJCでした。 義理と言う仮面を脱ぎ捨てた決定的瞬間です。 そしてJCで出会った仲間たちは今、自分にとってはかけがえのない大きな心の糧、財産となって居ます。 生涯のプレゼントをありがとう! 安らかにお眠り下さい。 弟より
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