旅の締め
今回は暑さ真っ盛りの大阪を皮切りに、大阪泊、大阪泊、大阪泊、さらにもう一泊大阪。
移動して札幌二泊。
そして間も無くJRで帯広に帰る所だけれど、その前に念願の本を探しに紀伊国屋書店に立ち寄る。
その本は3800円に消費税と、ここ数年では高額の買い物だった。
でもたのしみ!
てまひま
5日の心不全の集いに出席して以来、4日ぶりに北海道に帰還。早速「てまひま」に夕食に出かけるが、矢張り北海道は涼しい。だからと言うわけではないが、食欲全開!
チェーン店の居酒屋とは全く違い、兎も角美味しくお酒も進む。明日の医大では、小山先生に心配を掛けてはいけないので、腹が裂ける前に退散。そして40席ほぼ満員なのにお見送り!
また次回も必ず行くからね〜!
ヒーロー
オレのヒーロー No. 1は阪大医学部心臓血管外科、澤芳樹先生
念願のツーショット。
こちらはNo.2堂前圭太郎先生とのスリーショット
昨日は、こんな素晴らしい先生方と、彼等に高度医療を施され命を取り止めて頂いた患者の集いが大阪市内で開かれ、参加して来たのです。
家内の隣には、昨年8月に心臓移植を受けた我らと同年代の女性がいた。彼女も拡張型心筋症で、急激に悪化したため最優先で移植を受けたそうだ。普通に元気そうなので、驚くと共に先端医療の確立に感動した。17年前に移植を受けた80才くらいの男性も登壇し、感謝の意をのべていた。
挨拶をした先生の1人が言っていたが、50年前の8月8日に札医大の和田教授が日本発の心臓移植が行われたそうだが、当時は脳死は人の死か?と批判が殺到していた事をおぼえている。隔世の感だ。現在高校生にアンケートを取って見ると、ドナー登録に肯定との返事は50%を超えるそう。しかし、その親に、自分の子供がドナー登録をする事を容認するのは10%足らず。
日本ではドナーが慢性的に不足している所以だ。
昨日の集いの参加者にはこんなお土産がついた。
オット、瓦センベイも入っている。
阪大医学部OBには、漫画家の手塚治虫がいるそうだ。
だからブラックジャックが、キャラクターなんだ!
共感
原田伊織の著書ー列強の侵略を防いだ幕臣たちーの締めの言葉。
「一言以って国を滅ぼすものありや
どうにかなろうの一言、これなり」小栗上野介忠順(江戸時代の幕臣、外国奉行)
牛の命を預かる人生を続けてきて、「どうかになろう⁈」ではなく「何とか!」を心掛けて来た。
小栗忠順とは比べ物にはならないが、ちっぽけな我が廣瀬家を預かって一区切りついた今、共感する。
また小栗は「幕府の命運に限りがあるとも、日本の命運には限りが無い...」とも。地球を、日本を俯瞰すると見えてくる緊迫した食糧事情。スーパーに食物が溢れる飽食日本に警鐘を鳴らす酪農教育ファーム活動の真髄でもある。
1年前
1年前のハートシート移植手術直後の写真だ。
写真に写っているモニターの数字は、上から脈拍74。血圧の上が99、下は23。脈の74はCRT-D(AED内蔵型のペースメーカー)によって何とか維持されている数字だ。
しかし一年経った今は脈は75(CRT-Dはそのまま稼働)、血圧の上は105、下は60と、拡張型心筋症と診断され余命宣告を受けた事など忘れてしまうような体調の良さ。本当に有難い事だ。
しかし、阪大の堂前先生からは、この移植手術は拡張型心筋症を治す訳では無く、進行を止めているだけ。絶対無理は禁物!との言葉を今、反芻している。