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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2017年7月25日(火) 05:43

ネバーカムバックアゲイン‼︎

いよいよその日を迎えました。 昨日澤先生から、今回の手術の最終レクチャーを受けた。 教授退出後、堂前先生から直前の心配な事など聞かれました。 「首を洗って待って居ます。」と言うと「首はそこそこでいいですが、切るのは胸なので、胸を良く洗って置いて下さい。」 「それじゃ頑張りましょう!」と言う優しい言葉を頂きながら「寝てるだけなんで、お任せです。」と私。「術後頑張るのはご本人ですよ!」と、軽く諌められました。 そうだ、術後頑張ら・ネバ‼︎ そして、スタッフの皆んな、ネバーカムバックアゲインツーウエモンズハート‼︎
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2017年7月24日(月) 19:05

7/25a.m.8:45

ハートシート移植手術まで後13時間を切った。今夜は手術イブだ! 今日は、教授回診の後放射線を使ったシンチを朝、昼二回。体力維持のリハビリ。澤先生による術前説明。上半身の剃毛とシャワー浴び。髭も剃った。 その間家内はパンツの洗濯に始まり、紙オムツ二枚、メモリ付きのコップ、ティッシュ、ボディソープ等々の調達に始まり、手術室とICUに入るのに必要な品の仕分け。更に明日の部屋移動の為の片付けと荷造り。 あー忙しい!(ヒマだヒマだのバチか当たった!) 午後3時半。今度は飛び入りで、台湾のテレビ放送局の取材が入る。 IMG_5311.JPG 日本人の通訳を入れて三人のスタッフだ。 IMG_1053.JPG 日本の心臓血管外科の先端医療を牽引する澤芳樹教授の記者会見を取材に来たクルーだ。 当の澤先生のハートシート移植手術を明日に控えての心境や発症から澤先生に出会う迄などを聞かれた。 この手術は既に50例以上実施されていて、全く心配無く楽しみだ!と答えたけれど、嘘偽り無く楽しみ!だ! 術前説明で澤先生は、心筋症で苦しんでいる人を一人でも多く診てあげたいとおっしゃっていた。その言葉を頼りに、「私と同じ病気で苦しんでいる北海道の友人の酪農家がもし、先生の診察を希望した場合、どの様な手続きが必要ですか?」と聞くと、「阪大病院は飛び入りは受け付け無いので、地元の先生の紹介状を貰って来て下さい。どなたでも大丈夫ですから」と、気さくにおっしゃってくれた。 拡張型心筋症で苦しんで居る方、是非阪大病院の澤先生を訪ねてみて下さい。教授の澤先生始め、堂前先生、中江先生はいずれも偉ぶらず、とことん我々の疑問に答えて頂けます。 是非尋ねてみて下さい。 さて、このハートシート移植手術の説明です。 左脇腹のあばらに沿って15〜20センチ開胸し、使い古した風船の様に延びて収縮力の落ちた左心室の表面に、シートを5枚特殊な糊で貼り付け、さらにつぎ当てのように心臓の表面に縫い付けるそうだ。 そうすると、短時間の内に血管が伸びて来て酸素や栄養を受け取る様になるらしい。そして次にその移植細胞からサイトカインとかいう物質(何者かわからんけど...)を出し、弱った心筋を力強く助け始めるそうだ。 画期的な先端医療では有るが、術後の守るべき事はたくさん有りややくじけそうでもあるけれど(例えば体重を落とせとか...)、心筋症の進行を止められるのだから、甘えては居られない。 先生からは、今回の移植手術は心筋症の必然的病状の進行を食い止める為であって、病気が治る訳では無い!と、諌められている。 何れにせよこの病気で「失われた老後」が、今回のハートシート移植と言う先端医療に出会い「取り戻した老後」となるのだ! 移植手術まで、後11時間‼︎
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2017年7月23日(日) 19:26

家内がやって来る!

暇だ! IMG_1042.JPG とは言え、昨夜20時から24時間の蓄尿を続けている。まだ2時間と25分程ある。 もう一つは、三夜続けての睡眠時無呼吸症候群の検査機器を装着して寝なければならない。此れは明日起床と同時に終了だ。 でも矢張り暇だ‼︎ そこでやはり読書でしょ! 一昨日、札幌から一冊の本が送られて来た。 IMG_1037.JPG 「サピエンス全史」だ。 「ビッグバン」から始まるこの宇宙の歴史に始まり、生命が誕生し、その生命のひとつがわれわれ人類の歴史が始まる。わずかでは有るがその進化の痕跡を頼りに、今現在の人類の思考、行動と比較検討しながら書き進めている。 その痕跡から、いかようにも想像を膨らますことが出来、だからこそ安易な断定を諌めている。 現代人が共有している一般的な、進化論と対比していて分かりやすい。 「なるほど!」「そうだよなぁ!」の満載である。 実に面白い! そんな今日の午後の暑い中、明後日の手術に向けて家内が病室に到着! 少しの間部屋で涼んだ後、1Fのローソンで手術に必要なものの買い物。その後subwayで家内の遅い昼食に付き合う。昼食の済んでいる私は、アイスコーヒーのMサイズ+α... 手術まで残す事、後1日!
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2017年7月23日(日) 05:23

あー忙しい...(チョー生意気!)

連日、大阪は空気が肌にまとわり付くような暑さらしい。 然し、「自身大阪に居る」のに「...らしい」とは此れ如何に。 昨日午後帯広から、私の主治医で私をハートシート移植の治験が受けられる様阪大附属病院迄導いてくれた小山先生の暑くてたまらん!と言った様子で感じたのだ! IMG_1039.JPG 病室に顔を出すなり「おや、随分体調は良さそうですね!」続けて「さすが大阪暑いですね〜」とおっしゃる。 IMG_1031.JPG 今は独房暮らし⁉︎日がな一日動かずに居て快適な温度25℃に設定してあったけれど、気兼ねする同居人もおらずエアコンを20℃に設定してみる。しかし体をクールダウンさせるのにやや暫くかかっていた。その先生の様子から大阪の暑さを感じたのだ。 私服の先生(大阪迄白衣は無いな)なので、阪大病院での検査の様子のみならず私的な話しまで弾んでしまい2時間足止めしてしまった。 夕方5時半頃には東京から、20年来お世話になっている「中央酪農会議」次長の斎藤淳さんが、神戸出張の途次顔を出してくる。 「外は随分暑いんでしょ⁉︎」「いや?夏だものこんなもんでしょ!」 この言葉、人類の適応能力の高さを実感する⁉︎ 病を得て3年此の方東京出張もままならず「中酪」から足が遠のいていた為、話しが止まらなくなり、こちらも丸三時間超! 病室巡回看護婦も流石に「面会時間は8時までで既に20分過ぎていますよ!」と声をかけて来た。看護婦が来なかったらまだ2〜3時間でも話して居たかったし、そうかも知れない。しかし、生ビールと言うツールがなくてもシャイな私が話が続けられるんだ!世紀の発見だ‼︎‼︎ 帰って行く斎藤さんに後ろ髪を引かれている自分がいた! 看護婦の抑制ぎみの怒気を含んだ声に慌てて斎藤さんとのツーショット撮るのに気が引けて撮れず終い。残念! 午前には牛飼い仲間の梅村建雄ちゃん、浦幌の石山昌弘君、津別の清野映子さんから電話があり、他にも二件励ましのメールが入る。 院内では、26日に退院してしまう治験の先輩柳生さんとも携帯番号を交換! 多忙な、然し充実した1日である。 楽しき哉人生、嬉しき哉人生! 生きていればこそだ! 手術まで後二日!
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2017年7月21日(金) 18:40

7/21。パートII

鳥居民氏著「日米開戦の謎」の読後感は一言で言うと、吐き気を催した! IMG_1033.JPG 「当然避けねばならなかった戦いに、なぜ日本は突き進んでいったのか?」とこの本の帯にあり、さらに、「政治機構や組織上の対立がもたらした恐るべき錯誤。語られることのなかった日本の失敗の真因を指摘する!」と書かれている。 自分自身は生まれ育んでくれたこの国が大好きだ!そんな中、最近とみに感じる事は第二次大戦迄の15~20年だけを捉えて、好戦的、侵略国家、勝つためには手段を選ばない汚い国家といまだに言い募る国がある事に困惑を感じる。そして国力の差が歴然としている米英とどうして戦ったのか。どうして徹底的に破壊されるまで戦ったのか。 いつも思う事である。 読み進めて見る。 一に戦争に向けての世論の形成である。江戸末期文久三年生まれの思想家徳富蘇峰が「国民新聞」なる物を創刊し40年に渡って社長を勤め明治、大正の世論を牽引し、その後倒産。今度は「大阪毎日新聞」に移り、第二次世界大戦終結間際までの60年に亘って政府の弱腰外交を批判し続け、知らず知らずの内に国民世論を米英との戦いも止むなしとしてしまった。 寄らしむべし、知らしむべからず!政治の舞台裏を知らない国民は、勇ましい話しに喰いつくものである。 国力を全く考えず、戦争止むなし。神風が吹くなどと自身を神格化してしまった。 恐るべしポピュリズムか? 他方、日露戦争までは親日だったアメリカはどうか。 ロシアの南下を恐れ軍拡をし、朝鮮、支那をその防波堤にしようと軍事介入して行く日本を見てアメリカは、日本を膨張主義と警戒し始め、自由を標榜しながら日本人移民のみの排斥を含め、様々な規制を日本に対して始める。更には太平洋を挟んだ日米と言う二つの国家はいずれ戦争に向かうのは必至とする書物迄出る始末。いずれも見えないお化けを怖がる様に、日・米両国は疑心暗鬼を深めて行く。 本書に依ると、明治の元勲達は、一部の人間が権力を握り独占するのを嫌い明治憲法には天皇主権を織り込んだ。その為議院内閣制を取りながら例えば、内閣は総理大臣と雖も他の閣僚と等しく一票の権限しか無く、閣僚の一人でも反対すれば閣内不一致で倒閣となってしまう。世界情勢を分析し指摘する機関を持たず夫々の省(特に陸軍省と海軍省)の利害ばかりが膨らみ、要求し主張し合い譲り合わない。そして見えざる綻びが随所に現れ、後戻り出来ない中所謂先の大戦に進んでしまった。 ヨーロッパの「騎士道」、日本の「武士道」。いずれも単なる忠誠心とは全く違い、大を思い、小を捨て、全ての言動に命を賭ける。そんな考えも明治の終焉と共に消え、自己愛、自己保身、忖度の度合いが大きくなり、それぞれはオカシイ、愚か、危険と感じながらも動きが止められなくなってしまった。 今の政治はどうであろう? 瑣末な揚げ足取りの応酬。言った言わないの責任論ばかり... 「日本」と言う「大」を見据えた議論はないものか? 日本は何処に向かって進んでいるのか? 世の中、 未消化物が多く、吐き気がする! 後、4日だ。
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