労働生産性
一昨年9月から入退院して2年弱。以来牧場やウエモンズハートの仕事から99%遠ざかっている今日此の頃です。
昨年入院中の5月頃、病院の1F に有るドトールコーヒーで家内と息抜き・・・。なんとも偉そうな格好!!
無理は出来ないからと言いながら農業委員会、交流牧場や教育ファーム推進委員会の会議と言えば冤罪府を得たよう札幌でも東京にでも出かけて歩きます。また本屋もだ・・・。そして家内も気晴らしにとあちこち連れて歩いてくれます。いくら我が家は自営といいながら自分の労働生産性は全くのゼロ!
64歳と言う年齢を考えると退職後の再雇用の年代。しかも病弱ときたら兎も角首になっているのが当たり前!!牛なら廃用で屠場行き!
ただ"ブラブラ"させてくれている家族の優しさには本当に感謝しなければと思いつつ、息子の仕事ぶりに"ブツブツ・・・・"
柔軟思考
本日晴れ。でも寒い一日(ホント半袖では風邪引きそう)!今日午前音更町のすずらん小学校一年生89人の牧場体験があった。
子牛の説明を受けている所・・。全体で酪農や牛乳の話を聞いてもらった後、約30名ずつの3グループに分け、搾乳体験、子牛とのふれあい、ソフトクリーム試食をローテーションで行いました。
さて今日の話題は別です。
十勝は異例の寒さ続き!!そんな中でもジャガイモは元気に花を咲かせています。
ウエモンズハートの駐車場のふちに植えて有りますが、今が丁度見ごろを迎えています。
しかも、ジャガイモの株の下のほうに注目して下さい(上と下の写真)。分かります?
そうです!黒色の鉢です。鉢植えと言うか、大型のポットに植えて有ります。
4月の上旬、父親が今の人はジャガイモの花なんて間近で見たことがないだろうから、教えてあげなくちゃ!花見でもどうだ?そして8月の上旬には収穫祭をやったらいいぞ・・!と言いつつ種芋を植え付けていました。
花とかハーブとかは花壇の植栽に植えられますが、ジャガイモとはねェ・・・!(発想の面白いこと!!89歳の親父の考えることにいつも驚かされます。全くついて行けねェ)
きらきら保育園
今日は中札内村から可愛い子供たちが体験に来てくれました。31名です。
今日のスケジュールは10時~「らくのう」のお話。10時半~子牛とのふれあい。11時過ぎ~アイスクリーム作り体験。
例によって、広瀬牧場で飼っている牛の種類(ホルスタイン)。お乳を出すのはお母さん牛です。皆さんの中でまだお母さんのおっぱいを飲んでいる子は?と聞くと素直に2~3名の子が手を挙げる(素直~~!)。牛の体について、足は何本?(4本)、おっぱいは?(4っつ)、牛さんの胃は幾つ?(わかんな~い。それでは皆さんの胃は幾つ?(わかんな~い。1つかな?2っつ?)と、様々・・・。牛の胃は4っつです。(えぇ~~!と驚きの声、兎も角可愛い・・)。
そこで例の牛の大好きな草当てクイズに・・・
黄色い花の咲くこの草、中札内にある?(ある~。タンポポだよ)良く知っているね、このタンポポ牛さんが大好きだと思う人?(すき~。きらい~。と分裂気味)。牛さんはキ・ラ・イですよ。てな具合に7~8種類の草でクイズを出し、この草の中で皆さんが食べられる草は有りますか?(ない~、やだ~、食べるわけないしょ)。そこで牛の4っつの胃の働きで人間や赤ちゃん牛の食べられない草を食べて牛乳を出してくれんだよ!すごいだろ~。
そして牛乳から出来ている食べ物、何か知っている?(チーズ、バター、クリーム、ケーキ、ヨーグルト、ラーマ、・・・)となかなかアイスクリームが出てこない。思い余って今日はこの後皆さんは何を作るんですか?(アイス~)。そうです。しかもそのアイス今皆さんが自分で作るんですよ!(えぇ~出来るの?)と兎も角素直で可愛い。こんな素直な心、自分はいつ失ったんだろう?(有ったのか?)なんて言わないで下さい!
その後、子牛とのふれあいタイム。。
戻って手洗いの後いよいよアイスクリーム作り・・・

(もっと~。お代わり~。そして美味しい、おいしい、オイシイの大合唱)
11時40分頃全ての日程が終わり、店の前の芝生でシートを敷いて車座になってお弁当!
心が洗われた~~!
牛乳に相談だ
昨日は昼から雨。夕方雨量多し。翻って今日は晴れ。天気晴朗なれど風強し!
7月1日の新聞に「農家人口200万人割れ」というニュースが紙面を飾っていました。
農業人口とは過去1年間に農業のみに従事した人及び兼業農家でも農業就労時間の長い人の合計だそうです。
この10年間を見てみると府県の減少が著しく大きく全体でも40%減少しているそうです。そして現在の就業人口129万2200人の65.4%が65歳以上。反対に39歳以下は6.1%と非常に高齢化率も上昇しているようです。斯く言う自分も来年から高齢者の仲間。そして一足早く心臓病にて農作業を放棄している"名ばかり農業従事者"となっていますが・・・・
農業就業人口の減少原因は、農産物価格の下落の他TPP合意による農業の先行き不安が大きな要因だそうです。
国は6次産業化を促進したり、農産物の輸出に力を入れ農家の手取りを増やそうとしていますが、何れも全ての農家が対処しきれるわけではないので、離農が進み政府の思惑通り自給率は上がらないし、兼業に走ってしまい最後には離農・・・・
どうしたらいいんだろう・・そんな時は
牛乳に相談だ・・・????
LONG LONG AGO
昔昔その昔、京の都に五位鷺とも貧乏公家とも言われた藤原氏の傍流のまた傍流の公家。名前を"廣瀬弾正忠藤原家胤"と言う男有りけり。足利将軍の室町時代。将軍の後継争いで細川勝元と山名宗全の戦いが勃発。末法時代言われる位混沌とした応仁の時代(1467年)のことでだった。この騒乱は向後150年続く所謂戦国時代の幕開けでもともなった。
この"家胤"応仁・文明の兵乱に負け都落ちし飛州間下郡の益田神社の社主方に身を隠すのであった。数年を経ても都に戻る機会もなく、已む無く美濃地方揖斐郡に移る。そして弘仁3年、最澄法師が開山した天台宗の天上寺住職空善法印の許に身を寄せる。さてさて帰る事能わず、利害の絡む浮き世を捨てて住職となり"空道法印"と名乗る。一緒に都落ちした息子の一人"助太夫"はこの父の後を襲い"空珍"と言い、現在は岐阜県揖斐郡揖斐川町坊島の浄土真宗"上善明寺として隆盛を誇っている。もう一人"助之進"は鍬を持つ身となり我が家の先祖の嚆矢となるの有る。
そして550年の時を経た昨日2016年6月29日、現在の住職"寿宣"師(76)と坊守ご夫婦が遊びに来られました。先代の住職ご夫婦が来られてから55年の時が過ぎていました。
投宿予定の北海道ホテルで昼食の後、我家に来ていただき、牛舎を覗き、ジェラートを食べ、夜遅くまで語り合っていただきました。
100年前までの檀那寺であり550年前の本家でも有る住職ご夫婦と言うことで、挨拶ももどかしく早々に仏壇を前にして読経していただきました。
寿宣師です。
画面右から父(89歳)隣が善明寺坊守、左奥は母(86歳)。
感動と共に住職の後を次いで読経の合唱。
550年の時を隔てた本家分家であり、大正7年の渡道以前の檀那寺の住職の読経。この上ない喜びに溢れ、なんともありがたい風景です。





