もののあわれ
全ての生きとし生ける全ての人の行く末は"死"である。例外など有ろう筈はない。我や先、他人や先。
とはいえ身近な人が亡くなるとそんなさめた気持ちにはなれない。
昨日、危篤との連絡があり見舞いに言ってきた友人〇〇(石川和男)が今朝7時頃息を引き取った。
昨日書き込みをした通り3年ほど同じ病院の飯を食べた仲なので、お互いの病状は気になっていてエール交換をしていたけれど、残念な結果です。
人の死もこの小学校の"碑"のように埋もれ陰になり人々の記憶から消え去って行くものだ。
ご冥福を祈ります!
呼び出し音
今朝8時頃友人から携帯に電話があった。
番号表示で友人と分かり、出てみると・・あれ?聞き慣れない女性の声。
「廣瀬さんですか?〇〇の娘です。父の携帯に広瀬さんの番号が入っていたので電話させて頂きました。」
何か胸騒ぎがよぎり「はい、そうです。何か?」
「父の容態が急変して、3日ほど前からモルヒネも投与され意識の無い時間が多くなり、後は時間の問題です、と言われました!」
10日に私自身の循環器科の診察があり、その結果のメールを〇〇君に送っていました。その返事は翌11日にあり「8,9日と自宅に帰ったけれど、情けないことにヘロヘロになっちゃってさ。でも病院に戻ると、採血したり検査したりして適切な処置をしてくれるので少しは体も楽に成ってきているよ!」との事だった。
そして、今朝の娘さんからの電話。「父は自分のことはさることながら、廣瀬さんの容態もいつも心配していました。そして廣瀬さんが足を運んでくれるといつも喜んでいました。そんな事でとりあえず息のあるうちにお電話させていただきました。」と言うではありませんか。私は「直ぐお邪魔します!」と言って病院へ直行。
病室に入ると、〇〇君の兄弟や子供達10人くらいが病室に詰めていた。
「オイ〇〇、聞こえるか?大丈夫か?」と声をかけるも反応は無し。「オレは広瀬だぞ!」と言うと、目をパチパチと開けるしぐさをしただけで無反応。家族に事情を聞くと痛み止めのモルヒネを投与し始めたので意識の混濁が始まったようだ。
〇〇とは高校時代からの友人で、大学時代には農家の後継者としての夢などを夜遅くまで議論したもんだ。
彼は自分の農場を孤児とか障害者とともに働けるようにする、今で言えば"セラピー農場"のような夢を持っていた。しかし分家の2代目として農業経営を確立することを最優先に、必死に働いてきた。自分はと言うと受け継ぐ農場を父のくび木から離れ、自分の思い通りに経営することが最優先の後継者だった。そしてお互いに還暦を迎える頃には〇〇は自立した無借金経営を確立し、自分はというと酪農教育ファーム活動や都市生活者のセラピーの目的の活動を確立し全国組織(地域交流牧場全国連絡会)を立ち上げ19年目を迎えている。
そんな二人でしたが、還暦を迎えた頃から体調を崩し〇〇は肺癌、自分は拡張型心筋症で入退院を繰り返し、3年ほど同じ病院の食事を食べた戦友とでも言える中になっていた。勿論高校と大学時代は同じ寮で所謂同じ釜の飯も4年ほど食べた。
そんな友人が危篤!
携帯の着信が怖い!!
いざよい
十五夜の翌日は十六夜と書いていざよいと読みます。
4月12日午後7時15分頃、ウエモンズハートの一日の〆と翌日の準備が終わり外へ出てみると、何と大きく真っ赤な満月が昇り始めていました。
ウエモンズハートから見える月は、明治オーバルスケート場の上辺りで、駐車場の水溜りに写った月も一緒に写してみました。
携帯で拡大して写したものなので、隕石なのか宇宙船なのか分かりにくい写真ですが、それは見事な月の出でした。
東京や横浜に住む息子など街中に住む人たちは建物の影に隠れて、こんな感動的な日の出や月の出は見られないだろうな。
そういえば2年前、いや3年ほど前だったか(調べてみると2014年3月でした)家内と京丹後市の間人(たいざ)温泉の炭平という宿に泊まったときも日本海から昇る満月に感動したっけ!思い出すな~!みなさん、お奨めですよ!
そして今度4月23日に三重県の四日市で結婚式が予定されていて、その後下呂温泉に三泊の予定をしています。今度は山あいだけど楽しみ!帰ってきたら報告します。
思い出話や予告はさて置き、月の出が見られる田舎暮らしの心の豊かさを感じます。
因みに、家に戻って確認するとこの日の月は満月の翌日、十六夜(いざよい)でした。
孫と牛乳
孫が保育園に通いだしてから2週目。すっかり春めいて来ていますが、登園する孫のくつも春仕様。
一人前に玄関のセンターを占めています。
園での様子も仲間とも良く遊び、特にお散歩が大好きとのこと。食事では殆ど好き嫌いは無いのですが、牛乳は余り好きじゃないようですね!と言われたそうです。
不思議??
我が家では食事中にカップ2杯ほど飲み、家に帰ってきた直後にも牛乳をごくごく!チーズもパクパク!乳製品大好きなのにねぇ!
2歳の子が親の仕事を"忖度"する筈が無いので、やっぱり広瀬牧場の牛乳は絶品なんですね。
ジェラートも美味しく人気がある訳だ~!
風物詩
前回の投稿から早3日目!大げさだけど、光陰矢の如し!
畑作農家では、長いもの春堀りが真っ盛りですが、今回は広瀬牧場の早春の仕事の紹介です。
雪解けが進み、畑に大型のトラクターも入れるようになったので、牧草畑に春の基肥を息子が散布している所です。
ブロードキャスターと言う機械で散布するんですが、その肥料の積み込みはと言うと・・・・
肥料は500㎏バッグに入っているので、タイヤショベルのフックにぶら下げてこの写真の通り!積み込みもあっという間です。自分達の若い頃は20~30㎏の小袋を何袋も積み込んだものです。
まっ、そういうことを言い出すと両親の頃は、20kg入る箱に肥料を入れて肩に背負って手で撒いたもんだ!と言われそうです。苦労話をしても当事者しか分からないものだからね。
この畑は約4.5haあります。
広瀬牧場では親父の代、自分そして息子の代へと三代約70年続けてきた春の風物詩です。