孫
この冬は頻繁に降雪にみまわれ、この時期としての積雪量は随分多い。
雪が降れば風が吹く。つまり降雪の後は必ずと言っていいくらい吹雪くのがこの十勝の特長だが、今冬は風の吹く日が少なく降った雪が木の枝に残っている。そんな珍しい風景が現出していた。
それが昨日、しっかり吹雪いているではありませんか。
特に珍しい出来事では無いけど、一昨年から多くの時間を入院加療に費やして来たせいか、久しぶりに見ると何やら感動を覚える。
晴天なのにあの横殴りの雪。余命宣告を受け、成る程、オレの老後はもう無いものだと覚悟していた身にとっては、厳しいふるさとの自然も懐かしく愛おしさすら感じるものなのか?しばらく気ままな風に翻弄されている雪に見とれていた。
さて昨日18日は孫の3歳の誕生日だった。
朝起きてすぐ、髪を振り乱しながらトラクターに跨りお父さんのお手伝い⁉︎気分。18日は保育園も日曜日で家で大あばれ。
お祝いの晩餐はコロッケ。
ジャガイモやニンジンを蒸し、野菜やひき肉にも火を通し、コロッケのタネ作り。ジャガイモを潰すあたりから手伝いが始まる。手伝うと言うより散らかしてばかりだけど、これくらいの内から台所に立つ事を覚えさせようと母親とマミばあちゃんは、諦め顔!
「 たんじょうび、おめでとー。カンパーイ。」の掛け声に、大きな声で「カンパーイ!」。そして次に蚊の鳴くような声で「ありがとー。」ときた。
3歳はオトナだ‼︎
食後はバースデーケーキの3本のロウソク消し。
そしてマミばーちゃん始め沢山のプレゼント。
孫の反応に、プレゼントを渡したオトナは一喜一憂。
「広瀬さん、お孫さんは?」
「いま2歳半で可愛い盛りさ!」と俺が言うと、「もうそこまで!せいぜい3歳の誕生日を迎えるまでよ!」
昨年お世話になった阪大附属病院のある看護婦との会話を思い出す。
名前発見
今朝札幌のホテルでNIKKEI電子版に目を通していたら、岩見沢の滝谷陽一と言う名前を見つけた。短大時代の同級生だ。年齢は65才なので間違いない。
オット誤解無きよう。指名手配とか逮捕とか言った類では無い!
農業の先端技術であるGPSを利用してのトラクターの無人作業を実践している事例として紹介されていた。
単純に既存のGPS利用では一定程度の誤差か生じるものなので、自牧場の車庫に発信装置を設置し、誤差を無くした、と言うものである。
65才と言えば人生の集大成と言った年頃。
皆んな頑張ってる!
インスタ映え
明日はバレンタインデー。そして帯広厚生病院から札幌医大循環器内科に移った小山雅之先生に診てもらう日でも有り、午後1時半帯広発スーパーとかち8号にて札幌に向かう。宿は札幌プリンスホテル。
札幌市内のデパートではバレンタインデーに向けて、最後の追い込み!
「写真撮影OK!」って、SNS効果狙ってる?
他店と余り変わり映えしない品揃えではねぇ...、いろいろアイデアを凝らしているんでしょうが⁈
昨日まで開かれていた札幌雪祭りの名残か、外国語ばかりが飛び交ってる!
カントリーホーム
昨夜、四日間の研修旅行を終え、無事帰還⁈
今朝、体重は...、余り言いたく無いけど92.0kgと矢張り増加していた!約1kg弱だけど増加は増加!まず、スタート時の91.3kgは元より90.0kg台を維持又は89.0kg台に定着させる!これを今月中の目標とする。ん?今月は残すところ...、18日!無理は禁物か⁈
それと、旅の初日数時間、2日目の昼食後一時間弱の心臓のドックン、ドックン、ドックンは3日目以降起きていない。
この大げさな?心臓の動きに合わせて身体も動いてる様だ。
思いっきり息を胸いっぱい吸い込むとこのドックン、ドックンは感じず、半分くらい息を吐き出すと感じ始める。その繰り返しだ。そして時々、心臓の裏側あたりの背中にも軽く鈍痛も感じるかな⁈こんな症状も有った。
4日間の旅での身体の違和感はこれくらいか。
今朝起きて居間に下りて行くと、早起きしていた(オレが寝坊か!)孫が駆け寄って来て(あっ、フミじいちゃん帰ってきてる、お帰り!と言っていると思われる笑顔で)ニコッとして又仏間の方に走っていく。
見てみると朝からおばあちゃんの椅子の上に仏壇からお供え物を持って来て置き、自分はその横に座り読経しているらしい仕草で手を合わせている。
それを見て、昨夜無事に帰って来れた感謝を仏壇の先祖にしていなかった事に気付き、慌ててお土産を供え線香をあげる。
そこに91才になる父親も此れまた改めて線香をあげる。
後ろから何やら、ヒロアキじーちゃんに指示をしている様だ。
あら、見てたのね!
朝から心ホンワカ!
我が家だ‼︎
研修...3日目
3日目は西条市の農業委員会訪問から始まる。
西条市役所8階のその会議室に入るとやがて大柄で年の頃はオレと同い年くらいの会長さんが現れ名刺交換をさせていただく。
肩書きは、西条市農業委員会会長 加藤茂さんである。
ここでは西条市独自に実施している農地バンク制度について説明して頂く。
同市でも農業者の高齢化が進む中、一戸あたりの所有面積も小さくて耕地整理が為されておらず且つ、先祖伝来の土地というこだわりで貸借が進まず、耕作放棄地が出て来ているそうだ。そこで土地の出し手と借り手のマッチングを行うと言うのが所謂、西条市の農地バンク制度だ。その中で最も難しい地区は傾斜地を利用した果樹栽培農地で、農地解除の手続きがおこなわれそうだ。
この後は今治タオル美術館にて昼食と見学。
木綿から糸を紡ぎタオルを織り上げる工程が廊下を進むにつれて、分かる様に機械を展示稼働させていた。
そこからまた松山市内に戻り、子規庵と坂の上ミュージアムを案内して貰う。農業経営を息子に譲った立場としては、こちらの二ヶ所の方が遥かに価値のあるものだ(農業委員としては噴飯物だが)。
正宗寺境内で再建された子規堂
子規の部屋、三畳の間
子規の描いた静物画
次は坂の上の雲ミュージアム。松山城の直下、愛媛県庁などの近くにある。
そのミュージアムの全景を撮るのは難しい。竹やぶに遮られて一部だけど...
「まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。その列島のなかの一つの島が四国であり......」で始まる坂の上の雲の一節
明治維新後の激動の時代を描くと思いきや、このゆったりとしたのどかな新しい時代への船出!
酪農学園の生協の書店でこの本を手に取り開いてみると...
一つの物語りが、静かな凪の海をゆったりと船出するように始まるこのほのぼのとした文体に、多感だった18、19のオレはイチコロで二度三度と読み返し、さらには二巻、三巻と待ち遠しかった(何か恋いびとを待つような...)
そして道後温泉。
宿はすぐ隣のホテル。部屋に入り浴衣に着替えて早速温泉に入る。410円也。25年ぶりかなぁ...
この温泉は今年から8年をかけて耐震補強工事が行われるそうだ。
8年後か⁈73、4才...老人だ!