偶然の賜物
偶然 其の1
「明日の仕事の予定は?久しぶりに釧路に行かないか⁈」
「どうしてって、生きのいい生サンマ食べたいし...」
「いやぁ、いくら不漁と言ったって一匹もないなんて事ないだろー」
「よーし、じゃ明日朝両親も誘って9時半出発だな!」
てな具合で今朝エスティマに母親を乗せて3人で出発。
帯広音更インターから道東自動車道に乗り、終点阿寒町インターから和商市場に11時半頃到着。
偶然 其の2
あれ?休み⁈
張り紙には、「勝手乍、今年最後の休みを頂きます。明日から年内休まず営業します。」って...
しょうがない、港に面した商業施設「MOO」に行くか⁉︎
人が疎ら!
生魚なんて一匹もいない!
買ったのは、塩辛、松前漬け、鯨缶、かまぼこ、干した縞ホッケ二枚、一夜干しの氷下魚てなとこか。
母親は、ひ孫におままごとセットと、期待が大きかっただけにしけた買い物を済ませ、昼食は家内が高校生時代に通ったスパゲティの泉屋でと言う事でMOOを後にする。
偶然 其の3
駐車場でエスティマに乗車し駐車券を見ると、「お買い上げ3000円以上90分間無料」と有るではないか。
「面倒くさい、何百円の事だろやめとけ!ナニ?印を押して貰いにMOOの中の案内所に行って来るって⁇」
賜物...⁇
MOOから家内は、頭の禿げたおじさんと一緒にエスティマに向かって来るではないか!誰だ⁈
道庁に勤めていて今は釧路振興局で部長を務めている従兄弟の雅之ではないか‼︎驚いた‼︎二年前札幌出張の時、彼の家に泊めてもらって以来だ。
熊さん八っあん
金太郎が跨っていたのはクマ。
長屋に住んでるのがクマさん八つあん。
10月末に我々夫婦が楽しんできたのがクマ川下り!なんて冗談なんか言ってる場合じゃ無い!昨日の勝毎に続き、今朝の道新に衝撃的なニュースが踊っていた。
昨日午後、我が街帯広市西帯広地区で熊の足跡や歩いている姿が目撃されたそうだ。
始めは西21条南1丁目で倉庫裏や梨の木の下に足跡が見つかり、続いて西24条南3丁目では小学生が歩く姿を見たようだ。
我が家は西23条南6丁目なので1.5kmから3.5kmしか離れていない。我が家を含めてこの三地点はいずれも帯広川沿い。
日高山脈を源流とする帯広川は我が家が有る高台のへりを流れ、帯広中心街を横断し、帯広神社の裏から十勝川に注いでいている。我が家の付近は昭和46年から市が農地を買い上げて、広大な帯広の森が形成されていて今は鬱蒼とした森となっている。そして我が家の農地はその森に隣接しているので、熊が500mと離れていない帯広川沿いを歩いていたのだ。
帯広の森や近辺にはドングリや農作物など熊の餌となるものが豊富にあるので、クマが住み付くのではないか?
孫は今でこそ保育園へ車で送り迎えしているけど、小学校に通う様になると熊と鉢合わせなんて事にならなければ良いが、大丈夫かな?なあ、クマさんよ⁉︎
桜
観山先生、4月に分けて頂いた桜の絵、漸く展示しました。
最初に惚れ込んでしまった、紺地に桜...
もう一つ、金地に桜...
樹齢60年のシラカバの柱に掛けてみました。
milkland in 吉祥寺
気象予報によると ここ2、3日全国的に真冬並みの寒波が入り込んでいて、東京も例外ではないようだ。がしかし、吉祥寺駅近辺では非常に熱いらしい⁈
何故か酪農王国北海道のホルスタイン親子が出没しているのだ⁈
お母さん牛は、ショーウインドを突き破って表に出ようとしているし...
仔牛たちも人が無数にいてビックリポンや‼️
更に驚いた事に、そこではウエモンズハートのソフトクリームが食べられるのだ!スムージーやパフェとしても売られていて大人気だ。1日に1000〜1500本以上売れている勘定でこちらでもソフトミックスの製造、発送に大わらわ。
北海道の酪農家の作ったチーズやヨーグルトなどの乳製品も販売していたり、4種類の牛乳飲み比べセットも好評だ。
これはホクレン主催のイベントです。
是非一度、北海道のホルスタインに触れてみて下さい。
勿論、ウエモンズハートのソフトクリームも味わってくださいね〜!
以上、横浜市在住の次男の取材を元に、情報提供します。
プレゼント
昭和52年11月、十勝農協連主催のカナダ、アメリカ農業視察に参加した。当時アメリカかぶれだったオレは、兎も角何でも貪欲に吸収しようと意気込みは凄かった(学校に通っている時にその貪欲さが有れば、少しは立派な人間だったかも...)。
羽田空港を夜8時頃出発。飛び立ち水平飛行に入ると、夕食がでた。初の機内食。海外へ行くのだと言う実感でワクワク。そして睡眠時間。まどろんでいると、日付変更線を越えたあたりから朝日が出始める。暫くすると朝食だ。余り腹は空いていないけど、これも美味しく平らげる。そして間も無く乗り換え空港のシアトル到着で、待ち時間を利用して少し早い昼食をたべる。
シアトルを発ちロッキー山脈を越えると、遥か眼下、地上に⚪️い跡が整然と並んでいるのが見えて来た。オイルタンクでは無くアメリカ中西部の灌漑農業だ。眼下の変化に富む風景に夢中になっているうちに、最初の宿泊地シカゴのオヘア空港に到着しホテルに入ってワイワイガヤガヤと楽しい夕食だ。これも平らげる。
翌朝食事を済ませオヘア空港からトロントに到着、いよいよ視察旅行が始まる。と、その辺りからお腹の具合が悪くなり、食事も進まなくなる。
オレは普段から、快眠、快食、快便だけれど、東向きに飛行機が飛ぶため時間の進みが早く、食事の回数は増えていながらトイレに行く回数は減って仕舞い、世に言う便秘かはたまた食滞で辛かった!
いくら貪欲だったかと言っても意味は大違い。ましてや今日は便秘、食滞がテーマでは無かった!
その旅で腐心したのは、当時付き合っていた彼女へのお土産、プレゼントだ。そう、今日の話題はプレゼントだった⁈
カナダと言うお国柄か革製品がすごく充実していて、ワインレッドと言うか兎も角綺麗な真紅で膝丈の皮のコートを手に入れた。
靴屋さんでは黄土色のブーツを買うなど、彼女の喜びそうな土産探しに夢中で、農業視察はそっちのけ。その甲斐あってかその時の彼女は皆さんご存知、今の家内です。オット、今の家内と言ったからって、前の家内は居ません。正真正銘の初婚です、オレは!
仲々今日のテーマにたどり着かん。
一昨日、新潟の友人から一冊の本が届いた。
これは我が地球上ではマネーゲームが過熱し、それにより得られた富の偏在を分かり易く説明した本だ。
巻末には、「地球はひとつしかありません。ほんの少し分け合うしくみがととのえば世界は変わります。」
また、「世界は大きな船です。すぐには針路を変えられません。たくさんのわたし・たちが力を合わせればこの船をより好ましい目的地にみちびくことは可能です。きっと。」と結ばれている。
この本を送ってくれた友人は、社会の第一線を退いた者同士、子孫にこの地球を少しでも良い状態で残して行こうと誘ってくれている。