羽化直後!
昨日、上札内の山小屋で地蔵盆の読経を始め様とした時の事だ。
脱皮したばかりのセミが地面に仰向けになって、6本の足をもじもじともがいているのに目が行った。見ると全身薄緑色で脱皮したばかりの様子。
人差し指を差し出すと、しがみ付いて来た。そして羽の方を見ると未だ開ききっていない。地蔵堂の覆い堂の柱にその指を近づけるとのそのそとぎこちなく柱に移って行った。
近くには脱け殻も転がっていた。
脱皮直後のセミを見たのは何十年ぶりか⁈
およそ60年ぶりかと思うが、脱皮直後のセミの羽が広がり切らない内にその羽に触れると、その時点で止まってしまうと聞き覚えていて、慎重に扱った。
約1時間後見に行くと、羽はすっかり広がりホッと胸を撫で下ろす。
地蔵盆の当にその日、羽化直後のセミに出会うなんて......⁈僥倖か。
ジンギスカンの終わる頃見に行くと覆い堂の天井近くまで登っていた。
未だ薄緑色のままだ。
早く健康な彼女を見つけて、また7年後、可愛い子孫を見せて!
第三回地蔵盆
渡道100年を機に父博昭は、北海道に根付いた場所中札内村上札内に先祖供養の為にと、地蔵堂を建立した。そこにはこの百年で亡くなった初次郎、はつ、静江、種治、トク、順子の6人のお骨を分骨し祀ってある。その先祖の供養と共に今を生きる我々が生かされている感謝を込めてのお詣りである。
先ずは焼香。父博昭を皮切りに参列者全員が参拝。
内孫の鈴や葵、智矩の長女柊香も参加。
横浜在住の次男祐二は、消防署勤務と言う仕事柄、コロナの発生の治らない今参加を自粛した。
その後は、先日紹介した急ごしらえのあずま屋で、父博昭のたっての希望でジンギスカンだ。
同朋寺住職と談笑する父母と世話をする直美と眞由美
岩田、土屋夫婦
我々も
実習生の沖縄出身の石川君も参加してくれた。
同朋寺住職は昨日のイベントを「森のお地蔵さん」のおまつりと言っていたが、我が家の歴史に詳しい自分としては「宇右衛門まつり」とでもしたら...
またまた業界紙から
今朝の業界紙日本農業新聞にウエモンズハートが紹介されたので、紹介⁈します。
6月中旬から販売を開始した「和のおもてなし」を表現したこいシリーズのジェラートについて紹介していただいた。
過去にもこの"よもやま話し"でも触れたし、今回の誌面にもある通り、前十勝振興局長三井真氏の肝煎で、十勝らしい商品やもっと本物感のある商品開発を、振興局の職員をモニターとして起用して行われた事業があった。
ウエモンズハートは、店長始め従業員達の不断の努力が、過去22年間支持されて来たと感謝の日々だった。しかし振興局のモニター事業に参加してみて、その気持ちが、守りに入っていたと言うか、井の中の蛙大海を知らずの典型だったと気付かされた。変化を恐れていたのだ。
試行錯誤の末漸くその商品が出来上がったのだ。
写真奥から抹茶、カボチャ、ハスカップの3種類。
今回のモニター事業に参加させて頂いて、「支持されている安心感の上にあぐらをかく事こそ一番恐れなければならない」と気付かされた。
店頭では、周知のためにこんな紹介もさせて頂き、合わせてワンスプーンアンケートなるものを試食を兼ねて実施させて頂いている。
この絵は2013年にビンカシワ氏にン十万円でウエモンズハートの絵を描いて貰ったもので、店頭に飾ってあります。そして今回「濃いシリーズ」のパッケージとして使わせていただいた。
是非お試しあれ。
先人の知恵
今朝の業界紙三面に、農林中金リポートとして生乳指定生産者団体に関するニュースが...
今年2月頃から日本国内では、北海道を始めとして中国発の武漢ウイルスが蔓延し出した。2月末には鈴木知事が国に先駆け非常事態宣言が出され、それに合わせて学校も休校措置が取られた。その後も全国的に外出自粛が呼びかけられ、新学期に入っても学校が始められない状況が続いた。
そんな中日本の牛乳の消費は学校給食に支えられていたのが、学給向けの消費がゼロと言う危機的な状況が発生。生乳廃棄もやむ無しか⁈と言った危機情報が酪農家間では呟かれ始めていた。
しかしそんなニュースは一度も流されず、今日の農林中金リポートに至った。
日本で生産された牛乳を一元的に管理する「一元集荷多元販売」と言う半世紀以上も前の考え方が現在もしっかりと機能している。
中酪さん頼みますよ!
用意万端
中々本格的な日差しが見られないまま、一番草が手こずりながらも片付き、二番草への追肥が昨日漸く済んだわが広瀬牧場。
気が付くと、小麦が色付き麦秋を迎えているでは無いか。
近づいて見ると...
適期を迎えたか、茎はまだ青い部分が残っているが、穂は黒ずみはじめている。
一昨日農協へ行くと、整備されたコンバイン達が号令をまっていた。
注油良し。ベアリング良し。ベルト良し。刈り歯も研いだ。
用意は出来た。 腕が鳴る!ってか。