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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2016年2月 9日(火) 06:35

百年マラソン

戦後生まれの私達にとって、日本が無謀な侵略戦争を始めたため圧倒的な力の差のある米英露と戦わざるを得なくなり、戦争に負けた。つまり日本がアジア諸国に多大な迷惑をかけたと言うような文脈で歴史を学んだような気がする。戦後世代の我々もそのことに関しては謙虚であらねばならないのでは!と思っていました。戦後日本が自国の防衛を米国に負んぶに抱っこで経済最優先で国力を回復できた。そして中国からは残留孤児の一時帰国や永住帰国などが報道されるようになると「最も憎い侵略国の子供達を立派に育てそして故国へ帰還させる」などと言った中国の度量の大きさに感動したものでした。

しかし夫々の国が国力を付け始めると戦争中の日本批判が湧き上がり始めました。南京問題然り領土領海侵犯や慰安婦問題等々日本批判が日増しに強くなっているように感じます。特に韓国の某大統領などは「被害国は1000年経ってもその恨みはなくならない」とか「日本は歴史を直視せよ」と言った論調が主流のようです。我々戦後生まれは贖罪意識で謙虚に接しなければと思いながら過ごして来ました。しかし年を経るごとに日本たたきがひどくなっているような気がします。

そんな所から明治維新以降終戦までの近代史に関する書物に興味を持つように成りました。数年前には「林房雄著大東亜100年戦争」と言う本を読み地球規模で世界情勢を見ないと本当のところは見えないんだと確信し維新前後からの歴史書籍を読むようになりました。

昨年暮れテレビの報道番組で"マイケル・ピルズベリー"と言う人が中国の百年マラソンと言う書籍を出版し、私も日本語版を手に入れ早速読み始めています。百年マラソン.jpg

アメリカはじめヨーロッパ諸国は中国は自国に有利な利益を生み出してくれる巨大なマーケットになりうるし、共産党政権もソ連が崩壊した前例のごとく何れ民主化するだろうと応援し続けてきた。しかし共産党は清・明・唐といった王朝が交代しただけの意味で一党独裁が簡単には崩壊しないだろう。それよりも深謀遠慮を持ってアメリカを駆逐し世界制覇を狙っていると言った趣旨の本です。アメリカがイギリスをイギリスがスペイン・ポルトガルを駆逐したように・・・。

総理が言うように「日本批判問題を次世代に持ち越さないように解決したい・・」私自身もそう思う一人です。隣人なんですから!!

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2016年2月 7日(日) 10:20

催事予告・・

2月7日晴天.jpg今日も十勝晴れに恵まれてる帯広です。稚内の"太〇"君!帯広はまたまた晴れで申し訳ありません。当地の最低気温は-21℃とのこと。寒さはまだまだ厳しいです。

  さて、今日は札幌大通り公園での催事のお知らせです。

サッポロ.jpg上のチラシに有るとおり、雪祭り会場の直ぐ横で大通り3丁目にある道新ビル(北海道新聞社)1Fの特設会場にてウエモンズハートのジェラートが9日、10日の二日間に亘って販売されます。これは帯広建築業協会100周年を記念したイベントで、協会の歩み展のほか、求人案内などもあるそうです。それと相俟って十勝の美味しいものも紹介しようと言う試みで、お声がかかりました。

十勝の美味しいもの・・と言われて否定する何ものも有りません。二つ返事で参加させてもらうことにしました。雪祭り会場とは三車線の車道を挟んでのビルなので少し入りにくいところではありますが、道新ビルの1Fのトイレは一般に開放されているので、トイレのついでに?どうぞお立ち寄り下さい。イートインコーナーもありますので休憩も出来ます。

ウエモンズハートでは店長と若い女性の二人で接客に当たる予定です。是非是非よろしくお願い致します。

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2016年2月 6日(土) 09:15

ウシが足りない・・

  東京へ出張中の1月31日付け新聞第一面に次のようなニュースが踊っていました。これは業界紙の第一面ではありません

乳牛高騰.jpg初妊牛の市場価格が平均で72万円になったと言うものです。4年前に我牧場で30頭の初妊牛を導入した時は合計で1550万円(1頭当たり51万円)ほどだったので、今の価格だと2100万円ほどに成ってしまいます。相場と言うかタイミングと言うのはげに恐ろしいものです。

ではこの一年何故初妊牛の高騰が続くのか・・・。

1:全道的な酪農家の減少により子牛の供給数が減っている事。

2:肉用素牛のF1の相場も高価格で推移している(ぬれ子で25~35万円)ため、ホルスタインの授精が減少しホル♀の絶対数が減少しているため。

3:十勝では1000頭搾乳をする大規模牧場が次々と誕生している中、投資分を早く取り戻すため手っ取り早く搾乳が出来る初妊牛の導入を性急に進める事により、初妊牛の品薄感が影響しているのでしょう。

他にもいろいろ原因は有るのでしょうが、問題は先週調印されたTPPの問題です。今後TPPに依る影響を分析し国内対策を万全にし国会で議論、承認を得て発効するわけですが、政治家や評論家、マスコミはこぞって日本農業への影響は大きく農家の大半は営農を続けられなくなる。その対策はと言えば、高品質で安全な日本産の食糧を海外に有利に販売すれば・・とか六次産業化を支援し農家自から所得の増大を目指すべきとの議論が大半です。この論で行くと初妊牛やぬれ子の高騰で酪農家の所得はある部分補填されているとの議論が出て、政府の対策が相殺されてしまうのでは・・

つまりTPPの影響を農業界だけの問題として非常に矮小化された話になっていることが問題です。安倍総理がよく言っている言葉に「国の責任は国民の生命財産を守ることです!」というものが有ります。国民を飢えさせず命の源である食糧を安定的に供給する事も国の責任です。そのための39%の食糧自給率を50%あるいは45%に増大させようと言う政策があったにもかかわらず、関税を撤廃し自由貿易を!と言う旗の下に農業も放り出して輸出や高付加価値化などで農家も自立をしなさい、こういった議論に農業が馴染まないことは世界中が認めている所です。WTOの協議の中で農家に対する価格支持政策は黄色の政策で×。しかし農家が生き残るための直接所得保障は緑の政策として〇、として認められヨーロッパのみならずアメリカなどでも多くの国家予算がこの緑の政策に振り向けられているようです。世界の趨勢は自国の農業者を如何に守り如何に食糧自給率を落とさないか、そういった国民的合意が出来上がっているようです。それに引き換え、農家の手取りが増えた減ったと言った矮小化された議論の中では、初妊牛やぬれ子の高騰は一時的なもので、政治やマスコミに利用されると非常に怖いものと言えるのではないでしょうか?

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2016年2月 5日(金) 09:57

平成新山?

スカイツリーなど展望台の眺めの話でしたが、それに引き換え今日の話題は低くなりますが、帯広市街地に新山誕生のニュースです。帯広市全体で見るとやはり幌尻(ポロシリ)岳2053mが一番で我が家からも南南西の方角にひときわ美しい雄姿を眺める事が出来ます。そういった自然の造山活動で出来た山ではなく、人為的に造られた山のことです。帯広の森公園内に数年を掛けて造成された築山の事です。住所で言うと帯広市西21条南6丁目です。街中でしょ!

築山2.jpg

南西側から見た築山。我が家から500m東に聳えていますが、最初は工事現場の土砂捨て場かと思いました。(もしかしてそれが築山の発想の始まりかも?憶測で物を言っていますが・・)

築山3.jpg

これは真西から見た築山ですり鉢状ではなく南北に140m、東西に110mと言った見たとおり少し歪な形です。なだらかに成っている南側が階段状になっており天辺は展望台です。この築山は標高95mと言う事でこの山自体は平場から17mだそうです。本当は標高100mを目指したそうですが近くに(700m)十勝飛行場があり滑走路の延長線上からわずかにずれているだけなので、航空法により泣く泣く5m低くしたそうです。

条丁目で表される旧帯広市街地から見ると私どもの住む地区は昔、分監高台と呼ばれる監獄用地で昭和の始めに払い下げになるまで手付かずの自然のままの土地だったそうです。依田勉三が帯広の開拓を始めた明治16年から45年以上遅れての開拓地です。文字通り高台で広瀬牧場周辺は標高86mほど、帯広中心地は十勝川の段丘なので標高50mそこそこです。つまり帯広市内に最も高い山が出現したのです。ですから私は"昭和新山"ならぬ"平成新山"と勝手に呼ばせていただきます。

そして北側から見るとその雄姿は聳え立つと言っていい程の迫力です。

築山.jpg

17m(標高は95m)とは言え立派な山ですよ。そして高台の突端にあるので帯広の町が一望出来そうです。因みに依田勉三が開拓予定地を眺めた十勝川の北にある高台は国見山と呼ばれ標高128mだそうです。

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2016年2月 4日(木) 11:27

スカイツリー

ソラマチのショッピングモールに入る前に、前評判の高かったスカイツリーに行ってみました。

スカイツリー.jpg武蔵の地名をもじって6(む)3(さ)4(し)!つまり634mの高さがあるそうで、第2展望台の上がカメラに入りきっていません。

私の人生の中でそれほど多くはありませんが高校の修学旅行では東京タワー(大展望台150m、余り記憶に無い!)、25歳の時アメリカのシカゴではシアーズタワー(103階の展望フロアーは412m、ガラス張りの展望台でその下をはぐれ雲か漂っていたなぁ、そして遠くにはオヘア国際空港への着陸許可待ちのジェット機数機が旋回飛行していたっけ!夜景が綺麗だった!)、平成元年には初めてのヨーロッパ旅行、そのときはエッフェル塔(276mの展望台)とシャンゼリゼ通りにある凱旋門の(屋上110m)と高いところは幾つか登りました。少ない経験ながら凱旋門からの眺めは圧巻でした。110mとそれほど高くは無いんですが、放射状に広がる通り、決められた建築物の高さや配色などが整然と並んでいてあちらがコンコルド広場、こちらがモンマントルの丘、ベルサイユ宮殿、ナポレオンの卒業した士官学校等々確認が出来今でもその風景が目に浮かびます。

スカイツリー2.jpg

345mの第一展望台から広がる眼下の東京。どちらを見ているのやら?

スカイツリー3.jpgこれは分かるぞ!目の前を横切っているのが隅田川。左の橋の少し前に見える三角屋根の建物と緑のスペースは浅草寺かな!?

スカイツリー4.jpg更に450mの展望回廊に上がってみると・・・

スカイツリー5.jpg

スターウオーズですかね?大小取り混ぜて沢山の戦士達が展示されていました。

その日は少し曇っていたため遠くを見渡せず(勿論富士山も見えず・・)雑然とした町並みが広がるだけでパリの町並みとは大違いでした。これで日が落ちてからの夜景だったら100万ドルの価値があったかも・・。そういえばシアーズタワーに上ったときは日が落ちてからだったので夜景が素晴らしかったなー!今度機会があれば展望回廊からの夜景を楽しみたいと思います(いつの事になるやら?)。

 今回の東京行きは初めて尽くしでした。31日羽田空港に到着するや間髪入れず次男が荷物を持ちに、三男夫婦は自動車(カーシェアリング)で迎えに来てくれました。その後次男が昨年引っ越したばかりのマイホームならぬマイアパートの見学。余分なものは一切無く綺麗に片付けられ一同感心のため息!!横浜駅から歩いて10分程度の好立地でした。それから江東区豊洲の三男夫婦のマイアパートへ・・・。新婚家庭なので家財道具は少々多いようでしたが、次男ほどではないけれど使いやすく整理されていました。夕食は外食と思っていましたが、三男夫婦の誘いもあり、その後近くのスーパーで野菜と高級牛肉を仕入れて、5人でホットプレートを囲み高級肉牛肉を腹いっぱいに成るまで頂きました。楽しかった!!!(親として至福の時間でした)

こんなに愉快な上京、又期待しています!!!

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