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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2026年1月18日(日) 16:38

1・17

 「1・17」
平成7年1月17日未明に起きた阪神淡路大震災の呼称
今から31年も前の事だが、記憶に鮮明に残る事件だ。
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その年の1月4日、肺癌の疑いで帯広厚生病院に入院
4日後に右肺上葉切除の手術を受けた。
手術も無事終わり、個室で療養中の事。
17日その日も仕事柄早くに目が覚めて、5時半から始まるHBCラジオの「えのさんの おはようさん」と言うトーク番組を聴いていた。
番組の途中で、MCのえのさんが「あっ、地震です。今スタジオがゆっくりと揺れています......少し長いようですね......漸く収まったようです。
震度など詳しいことは情報が入り次第お伝えします。」
その後番組が再開。
暫くするとMCのえのさんが「各地の震度情報が入って来ました。東京震度○、神奈川○......。⁉︎関西地方だけはまだ情報がはいってきていません。
それでは各地の震度繰り返します.........。」と、番組再開。
今度は緊迫したような声色で「未だ関西方面の震度情報は入って来ていませんが、どうやら兵庫県を中心に大きな被害が出た模様です。
この番組は間もなく終了ですが、情報が入り次第お知らせします。」と緊迫感の余韻を残して『えのさんのおはようさん』は終わった。

その後起床時間を迎え、病室のテレビを点けると、神戸市の甚大な被害が上空からの映像が映し出される。
刻々と目を背けたくなるような被災の状況が見えてくる。
高速道路の橋脚が根本から折れて倒壊。下を走っていた車はペシャンコ。
倒壊した建物の下敷きになって動けずにいる人々が、延焼してくる火に飲み込まれ行く様がヘリコプター映像で
映し出される。阿鼻叫喚、当に地獄絵図とはこの事だ。
その後数日間はニュース映像と大相撲中継以外は地震被害報告ばかり。
大都市での直下型地震の怖さを思い知らされた。

 1995年1月17日の事だ。

そして2月末、術後の療養を終え退院するのだが、右肺上葉を切除して検査の結果、
癌ではない事が判明。
では何だったのか⁉️
肺の表面の一部が何らかの影響で化膿していたようだ。病名は「気管支嚢胞」。
「癌じゃなかったのなら、肺の切除は必要無かったのでは⁉️」と聞くと先生は
「化膿部位は500円玉位あったので、もし万が一この嚢胞が破裂すると、化膿菌が身体中を巡って敗血症になど、
命の危険も考えられるんですよ」と。
 図らずも、この時も命を救われていたのだ。

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2026年1月15日(木) 06:07

正月以来気ぜわしい毎日で、あっという間に1月も15日。
早いものだ。
少し落ち着きを取り戻して見ると、「今年は午年か」と改めて思う。
そう言えば老母も午年で96才を迎えるが、つつがなく一年を送ってくれればと思う。

 思い出をまさぐって見ると、昭和38年、オレが小五の時にトラクターを導入するまで馬は、
重要な農作業の担い手だった。今風に言うとパートナーか。
馬が大好きだった祖父はその後も飼い続けていた。
昭和43年、オレが高ニのある時、なじみの馬喰が来ていて、祖父と何やら話し込んでいた。
祖父の口から「じゃあ売ることにするか」と言う声と共に、馬喰と祖父は手を握り合い、
敷いていた座布団をその上に被せ、
「これでどうだ!」
「いやいやとんでもない。」と馬の値決めが始まる。
「それじゃぁ、これで」
「あの馬の立ち姿見ただろ。性格も落ち着いているし!」
「種治さんそれは高過ぎる。畑のあちこちでトラクターが走り回る時代だ。買っても売り先が見つかるかどうか。仕方ないあとこれだけ足すから」
「時代が、と言われりゃ仕方がないか。でももう一越」と粘る祖父。
「じゃあ中を取って、これにするか。もうこれ以上は無理だ」と馬喰。
「うーむ、しゃあないか。時代が時代だからなぁ。ヨシ!売った」と言いつつ、
まだまだ満足はしないがなぁと言った表情だった。
 
 馬の売買に際しても、巌流島の一騎打ちと言うか決闘と同じ真剣勝負。
余人の雑音を排除する為、握り合った指先が見えないよう座布団を被せての値決めは、
当に生活を掛けた命懸けの勝負だったんだなぁ。

 馬喰が帰った後で「じーちゃん、座布団の下て何やってたの」とオレ。
祖父は「指を鉤型にしたりマルにして数字を表すんじゃ」とオレの手を握りながら教えてくれた。
何せ遥かに昔の事。6桁7桁の数字をどう表すか忘れてしまったが、
懐かしく思い出す。


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2026年1月 1日(木) 11:37

2026年元旦

 2025年大晦日、97歳になる老母の手打ちソバで年越し。
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お陰様で2026年、家族揃って良い年を迎えました。
本年も宜しくお願いいたします。

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2025年12月27日(土) 07:57

終わった人

 つい最近SNSで、「迷惑な終活」と言う本が紹介されていた。IMG_6829.jpeg
作者は内館牧子と言う高名な女流作家であるが、女性初の横綱審議委員と言う肩書や、相手の心を射抜くような決して美人とは言えない鋭い眼光の女性と言ったイメージが先行して
彼女の作品は終ぞ手に取ることは無かった。
しかし、終活適齢期のお年頃を迎えた自分にとっては、「一人称の終活」ではなく、「迷惑なと形容される、第三者を巻き込んだ終活があるんだ」と心惹かれ、手に入れた。
 75歳の夫と71歳の妻所謂老夫婦の老後の考え方の心の襞を巧みな筆致で鮮やかに描き、「あるある」とか「そうだそうだ」と
一気に読み進めてしまう。
内館牧子を初めて理解した。
その帯には「高齢小説」シリーズ累計120万部とあるが、さもありなん。
シリーズを紹介する最終ページには、定年って生前葬だな。これからどうする?と言った内容の「終わった人」があった。
定年を迎えて尚、老いきれない男の悲哀を描いた小説がある事を知り、その本を求めた。
これまた読みはじめると、自分自身、主人公ほど華々しい生活を送って来た訳では無いけれど、最近の心の動きが見透かされている様な内容だ。
本の帯には「"あなたのこと"が書かれています。」とか「自分が、夫がモデルでは、と言う反響やまず。」とあるが、読んでみると
当にその通り。この本も一気に読んでしまった。
その内館牧子が昨日心不全で亡くなった。
77歳だったとか。IMG_6827.jpeg

 彼女は終活していたんだろうか⁉️

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2025年12月17日(水) 07:24

前と後

 15日の阪大病院に向けて14日JALの1便にて大阪に向かったのだが、その数日前薄っすらと雪化粧
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一年の"ちりあくた"を覆い隠してくれて、正月を迎える準備がまた一つ出来たなと白銀の世界を眺めていた。

 14日出発時、十勝は大雪警報がでていた。

 昨夜帰宅して、今朝。
外を見たら、白銀の世界も荒々しい雪塊の山々
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