終了
昨日気温が上がりすぎて乾きすぎ、ロールベーラーの中で麦稈がスリップして丸める事が出来ませんでした。
昔、実習先の親方が、カリフォルニアでルーサンを梱包するのに乾きすぎて葉が落葉するのを防ぐため、干草にスプレーで水をかけながら梱包していたという話を思い出しました。
早朝2時半起床。3時過ぎ朝露が降りた時刻を見計らって梱包して見ると、昨日の麦稈のスリップ状態は収まり、あっという間に麦稈の梱包作業は終了してしまいました。
昨日と同じような写真をアップしていますが、今日は早朝の作業風景です。
ひろ~い
十勝は麦秋を迎え、あちこちでコンバインが走り回っています。
我々牛屋はそのコンバインがゾロゾロト落としていった麦稈を集めるのが仕事です。
目の前に見える薄汚れた水色の物体はトラクターです。もう20年選手。くたびれてきていますが働き者です。運転席から見た小麦を刈り取った後の畑で視界の先にはすでにロールされた麦稈が幾つも転がっています。
広瀬牧場では四戸の畑作農家から麦稈を全て貰い、出来た堆肥を一ヶ月分ずつ渡して使ってもらう。そんな事をもう20年近く続けています。契約書など全く無く、お互いの信義の上に成り立っている、そんなお付き合いです。今年は積雪が少なく土壌の凍結深度も深く、秋播き小麦もその被害か茎の数が少なく、従って麦稈の収量も昨年の70%程度。寝藁が一年間持つのか心配!!
大波小波
8月1日付けの農業共済新聞に小生のコラムが掲載されました。
依頼があってのことでしたが、最近の思い(経営移譲の難しさ!)を書かせていただきました。
バトンを受け取って30年。いよいよバトンを渡す段になって、事業承継の難しさを痛感しています。これは農業に限らず、街中の商店や工場でも抱える中小ならではの悩みのようです。
思えば私が父から受け取ったごとく、父は祖父から、祖父は曽祖父からと受け取った時々で大なり小なり波乱はあった由に聞いています。
若い頃10年くらい共済組合の獣医連中と十勝川の筏くだりを楽しみました。その際帯広市を通り過ぎたあたりで札内川との合流地点があり、そこから数百メートルくらい色の違う水は平行して流れているんです。そして川のカーブしている所で初めて両河川の水が混ざり合うんですね。親子といっても別人格。理解し認め合うには時間が必要なんですね。
雨のち晴れ
二日間降り続いた雨もすっかり上がりました。今回の雨で25日から続いていたシベリアからの森林火災による煙霧も洗い流されたか、空はいつもの十勝らしい真っ青な空になりました。鼻に吸い込まれる空気もすっきり・・・・・。そよ風も吹いているし・・・。
チョー 気持ちいい!
周りの畑ではコンバインがぶんぶん走り回り小麦刈りを再開しています。雨前に刈り取った麦稈はずぶぬれ状態で2~3日この天候が続いてくれれば梱包できるまで乾くと思いますが、より早く乾くようにと、息子はJD1020にレーキをつけて反転の準備をしています。私は4日から八王子へ出張のためその前に全部終わらせようと息子も必死のようです。
頑張らなきゃ!!
煙霧
一昨日午後あたりからガス(濃霧)がかかったような変な天候の十勝地方です。
そのガスがかかり始めた25日は小麦の刈り取りが本格化し、夜半の11時過ぎまで麦稈を梱包していました。雨が降る様子もないし、何か変わった気象現象だなと思っていました。26日早朝はそのガスも治まっているようにも感じましたが時間の経過とともに、やはり過去には経験のしたことのない違和感を感じる天候になってきました。昨夜仕事を終え自宅でくつろいでいると、このガスがかかったような現象は煙霧といってシベリアで現在起こっている大規模な森林火災による大量の煙が北海道の大半を覆っているようです。
太古の昔地球に幾つもの隕石が衝突して舞い上がった大量の埃や煙で何年もこの地球が覆われ、気温の低下とともに恐竜たちが絶滅したのでは!といった恐竜絶滅説を思い出してしまいました。
40~50km先の日高山脈や大雪、あるいは70km先の十勝岳連邦も見渡せるこの帯広もこの煙霧の所為で数百mくらいしか見通せなくなっています。この煙霧、身体にまとわりついているようで圧迫感を感じさせられます。
早く治まってくれ!!
又この気象異変と雨降りで、麦稈の梱包が遅れてしまい、8月4日の八王子でのミルクランド北海道の催事出発までに終えることが出来るかどうか心配!!