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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2017年7月18日(火) 16:01

術前七日...

どうです、いよいよ入院患者らしくなって来たでしょう!
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オット、「大関高安が入院か?」と言った様なスクープ写真じゃ有りません。
これは私です。
今日は午前9時15分から「心臓カテーテル検査」を受けました。約35分程の検査でしたが、頸動脈から心臓に向けてカテーテルを挿入して造影して、心臓の状態を観るもの、だそうです。顎の下にある白い物を貼り付けてある所です。
約4時間後出血が無い事を確認し、圧迫テープを外したところです。
その直後の13時半に、今度は「24時間心電図検査ホルダー」の装着です。
胸から両脇に6ヶ所端子を貼り付け、そこにコードをつなぎ24時間心臓の動きを監視、するらしい。(邪心が起こると記録されるかも...)
病室がヌル暖ったかいので、ジンワリ汗が出続ける。
シールを貼ったところが痒い...!
入浴も24時間禁止!!
心筋シート移植手術まであと7日...

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2017年7月17日(月) 15:17

三連休

7/17は海の日。三連休の最終日でも有ります。
ウエモンズハートの内部情報によりますと、連休初日の15日の来客数は1000人に届かなかった。帯広は37.1℃を記録する猛暑で、北海道人には暑過ぎたせいか、午後1~2時間来客が疎らになってしまった様だ。
16日は猛暑が一転、強い雨が断続的に降りこれ又客足の伸びが今一だった。
同日阪大病院に入院中の私は、入院に付き添ってくれている家内と見舞いに来てくれた次男との3人で大阪梅田にある「アイスモンスターグランフロント大阪」で所謂「台湾かき氷」を食して来た。阪大病院前からモノレールで出発。乗り換え、ジャングルに迷い込んだかと見紛うばかりの迷路。仲々目的の店に着かない‼︎暑い暑い‼︎人、人、人...‼︎そして目的の店に着くも長蛇の列...(東京でもそうだったが、都会では食べ物一つにこんなにも忍耐強くなれるものなんだ⁈)
約一時間後、席に案内され「台湾かき氷」なるものが出てくる前に、先ず水を入れたコップが出て来た。待たされ喉が渇いたとばかりに「グイッ」と飲み込むと、?、噴き出しそうになる⁉︎
why??
それは白湯だった。
ビッグサイズのかき氷を食べると、口中が冷え過ぎ味が分からなくなったりした時の所謂「口直し」の様だ。
ビックリした‼️
北海道では家族やスタッフが(麻生さん風に)みぞうゆう(未曽有)の暑さの中で頑張っているのに不謹慎な!と思わないで下さいね。アイスの味見も立派な研修なんですよ‼︎決して言い訳では有りません。
最終日、今日17日、私は安息日!
北海道は如何に......
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休み明けの明日は「心臓カテーテル検査」だそうです。
家内は帰ってしまったけど......
ハートシート移植手術まで、後8日。

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2017年7月16日(日) 06:56

太っちょと痩せっぽち

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15.16.17とあたしの人生暗かった...(このセリフで鼻唄が出てくる貴方は高齢者!)じゃなくて、
15.16.17日の三連休は検査も何も無し。体を持て余す。
今は4人部屋だ。勿論縁もゆかりもなくましてや初対面の人ばかり...
この初対面の他人同士が、熱い無言のバトルを広げている。文字通り部屋が暑いの寒いのである。
入院初日、検査漬けの日だった。出入りする看護婦の多くが、「この部屋暑いね!」「暖かいね!」というでは有りませんか。
一番新入りの私としては我が意を得たり。「ホント暑い、何とかしてよ...」
「そうね...24℃にしとくわ」
そして昨日の午後(帯広は37.1℃で国内最高を記録。我が家の牛達、大丈夫かな)又、部屋の中が暑くなってきている。
入ってきた看護婦の一人が「この部屋暑いねぇ!」と言うと、間髪入れずに同僚が(同居人?同室者?)「寒くせんといて!」と言う。看護婦は「わかったよ」と言って去って行った。看護婦を挟んでのバトルだ。

昔々、60年前の事じゃった。
6才になる男の子が「ネェ、ハツばあちゃん、窓閉めてあるのに隙間から冷たい風が入って来て、寒いネ!!」と曽祖母に声をかけた。その日は一番の冷え込みで氷点下30℃を記録していた。
「なぁ、フミよ。冬の風は痩せとるでな、どんな小さな隙間からでも入って来るもんじゃ。」と明治9年生まれのハツばあちゃんは言った。
「痩せとるんだ⁉︎」
そして続けて「夏の風は反対に太っとるんだ」
「太っとる?」
「ほうじゃ、夏の暑い日にいくら窓を広く開けても風は太っとるで、仲々部屋には入って来れんのじゃ!」
昔の人は、不自由を笑い飛ばす度量が有った。
それにひきかえ、今は何でもコントロールしようとするし、大方の事が出来る時代の所為か自分に合わない物はドンドン排除してしまう。
人様の命までコントロールしようとしているとは思いたくないが......

※6才の男の子ー私
ハツばあちゃんー私の曽祖母で明治9年生まれで、当時83才
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ハートシート移植手術まで、後9日

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2017年7月15日(土) 15:08

読書

今回の入院に際して時間の有効利用の為に、以下の5冊の本を準備した。
この阪大病院西9病棟には、明らかに拡張型心筋症で苦しんでいるであろう患者さんが大勢いる中で、時間の有効利用とは不謹慎な話しではあるが、そこはお許しを頂いて...
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「キーニィの牛飼い哲学」は自分の生きてきた道を確認し、息子夫婦に読んでもらう為。
「声に出して読みたい日本語」は、名文を暗誦する事は語彙を豊かにし感情を豊かにする...(同感!)
「朝鮮開国と日清戰争-アメリカはなぜ日本を支持し、朝鮮を見限ったか」「組織の不条理-日本軍の失敗に学ぶ」「日米開戦の謎-当然避けねばならなかった戦いに、なぜ日本は突き進んでいったのか?」
後の3冊は、今年は明治150年を迎える中でここ20年ほど富に感じる、自分自身の日本近代史に対する飢えを満たす為だ。
今、自分の65年の人生を振り返ってみると、中学生位までは所謂自虐史観に染まりきり、成人した頃でも中国を蹂躙した日本の残留孤児と言う第二次大戦の落し子を大事にしてくれた中国人に、感謝するのは当たり前と言った贖罪の気持ちがあった。
しかしその頃から、何故日本ばかり悪し様に言われなくてはいけないのか?
日本人は好戦的、侵略者、人権無視、と言われても私の周りには99.99%そんな人は見当たらない。
30代後半からは、何故?何故?何故?の疑問ばかりが膨らみ始める。
そこで、自分自身が日本の近代史に無知な事に気づき、手当たり次第読み漁るようになる。中でも1945年に書かれたヘレン・ミアーズの「アメリカの鏡日本」はその時代、時代の世界情勢を見ないと全ての責任を一国のみに帰する事は出来ない事を教えてくれた。
林房雄の「大東亜戦争肯定論」は、江戸時代末期吉田松蔭の「幽囚録」の中で、アジアの植民地化を進める欧州、露、米に対抗するには富国強兵が必定であると言うところから説き起し「東亜百年戦争」と言う概念を提唱しています。
これらの本は自虐史観に染められている自分にとっては、目からウロコでした。
てな訳で、近現代史関係の本を読み漁っているのです。

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2017年7月15日(土) 04:52

戻りました

阪大病院に戻って、一夜が明けた。
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再度入院したのにこの間抜けた嬉しそうな顔!
何か、負けの無い戦場に向かうような、そんな高揚した気分である。
12日の北園小学校の修学旅行の対応する為、入院を二日程延ばして貰った所為か入院直後から検査に次ぐ検査。
採血に始まり、シンチ、エルゴ、レントゲン、CTなどの他、循環器内科や心臓血管外科の接見。仮釈放で帯広に戻っていた一カ月余りの行状のとりしらべの様に!
先生「この一カ月、何か変わった事は無かったですか?おや、肥(こ)えらられました⁈」
「はい(悪びれず)、週一です!」
「しゅういち?」
「はい、週に1キロ×四週です。」
「なんと?変わった事は?また、むくみ等は...足は大丈夫ですね。」
「はい、むくんだのはお腹と顎の下です!」
私のジョークには無反応で「動くと息切れがするとか、辛い事は?」
「ハイ!有りません!」
「それは良かった。とりあえず血液検査の結果もまずまずの様ですし、このまま25日の手術に向けて検査を続けます。」

二兎を追う者一兎をも得ずと言うけれど、12日の北園小学校の牧場体験にはご満足いただけた様ですし、14日の入院直後の検査も目白押し...。入院慣れした私にはた易い物で、滞り無く済ませる事が出来ました(自慢する話しではないか⁈)
ハートシート移植手術まで後10日!
カウントダウンの始まりだ!

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