隔世の感
昔、と言ってもつい30年ほど前までの話だが、我々酪農業界では津軽海峡を挟んだ南北戦争論が喧しかった。
戦後北海道は、政府の振興策もあって、酪農が盛んになった。
その乳価は仕向(飲用、加工向け、チーズ向け等々)に依って単価が違い、それらをプールしたのが北海道の乳価だ。
その中で飲用向けが一番高いが、大消費地を抱える都府県では需要と供給のバランスで更に高値で買い取られていた。
しかしその頃は都府県にも酪農家が数多あり、値崩れを警戒して道産牛乳の移入を拒絶していたそんな時代だった。
しかし、そんな時代があったのか⁈と言った様なニュースだ。
今朝の業界紙四面
安定供給支える系統
飲用需要最大化めざす
『北海道⇒本州、年52万トン』
「道外移出」10年で3割増
などの見出しが踊る。
その背景には酪農家の廃業が相次ぎ、減産傾向にある事だ。
日本人1億2000万人が一年に消費する乳製品は生乳換算で1,200万トン。
その内760万トンが国内産で、自給率は65%程。
更に道内産は400万トン以上。
ホクレンが「ミルクランド北海道」を自称する所以だ。
その酪農業界も高齢化や飼料資材費の高騰で離農が加速している。
かく言う我が家も施設、設備が老朽化し、更新の順位付けに苦慮しているようだ。




