「飲めないから」
今朝の業界紙一面に気になるニュースが

保護者からの陳情を受け、
学校給食の牛乳を、アレルギーや乳糖不耐症以外に「飲めない」などの理由で、
個別停止に応じる自治体が広がっていると言う。
「飲むのが苦痛」「精神的に飲めない」などを理由に、停止措置をもうける自治体がちらほらと。
好き嫌いの助長とも取れる自治体の対応の様にも見えるが、牛乳に限らず魚や肉類にも好き嫌いがある筈。
業界紙一面のニュースとなるのは、学校給食の意味合いである。

ここにもある様に、日本食では不足しがちな成長期のカルシウムの半分を学校給食で摂取できる様にとの意味合いで、
牛乳が毎日提供されているのだ。
話は変わって、年に一、二度伊丹空港を利用していて、その空港近くのビジネスホテルを定宿としている。
そのホテルの朝食には、ピッチャーに入った牛乳が飲み放題となっている。
しかし、いかに牛乳大好き人間のオレでもその牛乳の味は飲めなかった。
スタッフに牛乳の銘柄を聞いてみると、外国産のLL牛乳だった。
話しは60数年前に遡り、小六の学校給食での事。
その年(昭和37年頃)から帯広市では、給食が共同調理場で作られ、配達されていた。
その給食の中でアサリのクリームシチューなるものが月一くらいで出されるのだが、
オレにとっては生臭く、口に含んだだけで吐き気をもよおし、飲み込めない。
しかし、先日の五感の偈にも書いた様に、
「食べ物を無駄にするな」
「食べ物は全て命、感謝していただくもの」
「この食べ物がお前の口に入るまで、どれだけの人の手がかかっているのかよーく考えてるみよ」などと
好き嫌いをするのは人倫の道から外れている、と教えられた。
そんなオレは当時、そのシチューを涙をこぼしながら無理やり飲み込み、直ぐにトイレに行き吐いた。
それ位躾は厳しかった。
翻ってこのニュース。
牛乳の味は、餌由来、殺菌温度なと様々な要因があり、牛乳ならは何でもありではいけない。
一般的な飲み易さの調査追求が有って然るべき。
要は家庭での躾の問題であって、自治体が取り上げなければならない個々の尊厳の問題ではない様な気がする。




