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2026年8月21日(金) 19:18

オレが居なければ...

トランプ大統領が先日、第二次世界大戦でナチスドイツと戦った自国を讃えて、
「アメリカが居なければフランスを始めヨーロッパは全てドイツ語を話していただろう」と豪語すると、
イギリスからは、たった250才の若僧が何を生意気に。
「独立戦争時代イギリスが居なかったら、アメリカは今頃、フランス語を話していただろう。」

その體で言うと、明治以降の日本は膨張主義と批判されるが、
その日本が居なかったら旧満州から朝鮮半島は今頃ロシアの一地域になっていたかも知れない。
ウラジオストクの有る沿海州も割譲しているのではなかったか。

25年ほど前、ヘレン・ミアーズ著「アメリカの鏡日本」と言う本を書店で見つけて購入。
500頁ほどの大部だったけど、引き込まれて一気に読み終えた。
その本は第二次世界大戦後開かれた「東京裁判」を批判する物だった。
明治以前の日本は一人自国内で平和に暮らしていた。
その頃のヨーロッパは大航海時代に入り、インドから東南アジアあるいはアフリカを植民地にして、搾取していた。
北のロシアは不凍港を求めて南下政策を取り、樺太、千島では日本と小競り合いをしていた。

出遅れたアメリカはスペインと戦ってフィリピンを自国の植民地にしていた。
そこで今度は、清への進出の足掛かり、或いは捕鯨船への薪炭給水地として開国せよと砲艦外交を仕掛けて来た。
そして日本は鎖国政策を捨てて開国し、欧米に伍するため彼我の軍事力の差を埋める努力をして来た。

つまり、時の世界の趨勢を直視し、国力そして軍事力を高めなければ、と、日本を目覚めさせたのはアメリカ自身では無いか。

アメリカと同じ事をやってきた日本を裁く資格はアメリカには無い、と言うものだった。

全て、今を生きている自分達の価値観で過去を測る事は出来ない。


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