エアハイタッチ
今朝の道新。
緊急事態宣言が解除され、人々が自粛生活の鬱憤を晴らすようにしかし恐る恐るだろうが、公園に商店街に繰り出し又アマ、プロ問わずスポーツなども漸く始まったと言うニュースが各誌面で踊っている。
プロ野球もいよいよ始まったらしいが、コロナの感染を予防する為ハイタッチならぬエアタッチで健闘を讃え合うようだ。
駄洒落好きなオッサンは、それなら「エアヒット」や「エアホームラン」が有ったら面白いんじゃない⁈などと思ってしまう。
盗塁等では「送りタッチ」はセーフになる場合が多いが「エアタッチ(タッチしたフリ)」でアウトなんて...
なつぞら
今日は家内に付き合って、帯広厚生病院だ。
検査の為の採血が終わり、結果待ちの間玄関横の喫茶店「タリーズ」に入り二人ミルクコーヒーを頂く。
ふと外を見ると、晴れて穏やかな十勝晴れの青空にポカリポカリと綿雲が。なぜか懐かしい。
そう昨年のNHK放送の「なつぞら」だ。
半年の間オープニングに使われた柔らかく温かい十勝の青空だ。

少し丸みが取れているが、我が家の上にも...
十勝は温かい。
皆んな、コロナに負けるな!ガンバロー!
コロナ税
コロナ感染者が人口10万人当たり0.5人が下回り、緊急事態宣言が恐る恐るではあるが、全国的にそして段階的に解除されはじめた。
1月16日に日本国内で初めて感染者が確認されてから4ヶ月余り。死亡率は低いとは言え、特効薬やワクチンが開発されない中所謂三密を避けるためテレワークを取り入れたり、オンライン呑み会が工夫されるなど日本国中必死に取り組んでいる。
経済活動も著しく制限され、信じられない事に空港の駐機場には運航予定の無い飛行機が整然と並んでいたり、新幹線なども空の車両が有ったりと人の移動は8、9割程度減少。道内の列車や都市間バスなども間引きしても乗車率は低迷。
間近にはウエモンズハートも、営業時間の短縮や稼ぎどきの連休には臨時休業を取り入れた。それ以外の日でも人の足は遠のいていて、3月4月は対前年比でそれぞれ83%.46%。。5月はまだ数日有るとは言え、20〜30%位に落ち込む恐れがある。
利益を上げているのがマスク業界とスーパーなどの食料品を取り扱う業者(家食、家呑みの増加でか)くらいか⁈
こんな状況下で政府は様々な形で現金給付を次々に打ち出している。現品としては国民一人ひとりにマスク2枚を送ると言う事業だが、これだけでも500億円が必要とか(因みに我が家には未だ届いていないが)。
一人につき10万円給付。対前年比50%を下回る個人事業者には100万円、法人には200万円などなど...
コロナ禍での第一次、第二次補正予算が合わせて200兆円とか
一番身近な一人一律10万円支給などは4月27日を基準日とする為、生まれたり死んだりと、その日に生ある人は全て条件を満たしていて一喜一憂している。
話しは変わって5月は納税月だ。所得税、消費税と相次いで引き落とされたのだが、所得税には復興税2.1%が含まれていた。これは2035年までの特例で東日本大震災への充当税だ。
「コロナ禍」が落ち着いた頃には、「コロナ税」と名を変えた「コロナ禍」がはじまるのだ。
伊藤有輝先生
コロナで日常とかけ離れた想定外な事が起こる今日この頃。
今朝の道新20面、レンズで追った「新型コロナが変えた春」の中に、とわの森三愛高校教諭の伊藤、尾崎両先生が写っているではないか。
我々が20余年来実施している酪農教育ファーム活動に共感し、熱心に応援していてくれる先生だ。我々酪農家が実施する研修会に大勢の高校生を授業の一環として参加させたり、三愛高校を研修の場としても提供して頂いた事も一度ならずだ。
三愛高校での教育ファーム研修は、研修に参加した栄養学を専攻している大学生を相手に、高校生達が先生役(ファシリテーター)となり「牧場の仕事」「牛のからだ」「牛の一生」「牛乳が届くまで」などの話しを通して、牛乳の価値を伝える。
高校生は、普段は受け身で授業を受けるのだが、この研修会では先生役を務める事で大きく成長するそうだ。
研修会を共催して来た伊藤先生と尾崎先生が哺乳している写真が目に飛び込んできた。
何事か⁈とキャプションに目を通すと、朝夕世話をする酪農専攻の生徒たちがコロナ感染防止のため自宅待機になり「牛舎実習」が中断しているため彼らが本物の酪農家になっているようだ。酪農の基礎を学べるよう、あえて機械化していない牛舎での作業で「高校生の体力はすごい」と改めて感じているとの事。
コロナ禍はこんな所にも!と感じると共に、75年一日も休まず酪農を家業としている身としては、本当に恐ろしいものだ。
一日も早いワクチンや特効薬の開発が待たれる!
放牧
コロナ騒動でウエモンズハートも、時短やら臨時休業やら3密を避け或いは飛沫感染防止対策と、なんとも早コロナ情報に耳をそば立たざるを得ず、右往左往させられる毎日。
気晴らしに出かけようにも世間様は、自粛ムードに満ち溢れて行く宛も無し。
そんな中ふと我に返ってみると、ウエモンズハートで飼っている牛(餌は要らず糞尿もしないが...)の放牧を忘れていた。
ウエモンズハートで飼育している牛は飼い始めて(買い求めての間違い)約20年と、牛にしては稀に見る高齢(FRPなのでまだまだ長生きするぞ)。しかし侮るなかれ。何を隠そう、NHKの朝ドラ「なつぞら」に出演した役者さん達(草刈正雄さん、広瀬すずさん、粟野咲莉ちゃん、吉沢亮くんなどなど)が演技指導(牛への触れ方や手搾りなどの所作)の為、彼ら彼女らが「生まれて初めて触れたウシ」と由緒正しきお牛様でござる。
10日の日曜日ふと思い立ち、バイトの学生達に手伝って貰い牛の親子を草地(芝生の手入れが出来ていないだけ)に引っぱり出した(歩かないので4人がかりで持ち上げて)。ひと冬舎飼い(倉庫に放置の間違い)していた為身体中ホコリだらけ。学生達に早速牛の身体をブラッシング(雑巾で拭き取ったの間違い)して貰う。
先に放牧していた(-その内世に出るであろう-糸山笙子女史に描いて貰った壁の絵)牛達と気持ちよさそうにしていた。

こんなワタシ達をボケ〜っと見守る店の入り口の木瓜の花
ボケーっとは失礼だ。アップするとこんな花だ。


目が覚めるような真紅だ。





