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十二代目 宇右衛門の廣瀬文彦が語る ウエモンのよもやま話

2016年3月29日(火) 16:19

居眠り、それとも死んだ振り??

  3月26日は私の曽祖父初次郎(法名 釈清徹)の命日です。私の誕生日の5日前になくなったそうです。享年80歳でした。明治5年生まれの初次郎は美濃国大野郡北方村天上と言う所で、9代続いた生粋の農家の長男でした。当時廣瀬家は旧家でもあり地域の信用も絶大なものがあり、様々な場面で世話役や長と名のつく肩書きをいくつも持っていたそうです。連れ合い(曾祖母)のハツは明治と言う激変の時代背景にありながら、江戸時代さながらの生活態度、社会生活で時代に取り残された感が強かった様です。

結果、岐阜県では生活が成り立たず、山林を売り、畑を売り、最後には田んぼや家屋敷を売り払い北海道の十勝地方に家族8人で移住したのでした。大正7年のこと(今から98年前)だそうです。当時初次郎は46歳、ハツは42歳、子供は三女の16歳を頭に祖父は14歳、一番下の子は2歳と言う年齢構成の家族での移住でした。

移住当時の詳細は追々書いていきますが、3月26日はその北海道移住の立役者である初次郎の65回目の命日でした。

しかしこれは廣瀬家の歴史で、皆さんにはなんの興味もない話でした。

SN3V0233.jpg

そうです。前振りが長くなりましたが・・・・。そうです、ハイ正解!!3月26日は新幹線が北海道に初乗り入れ。つまり青函トンネルで新幹線のネットワークがとうとう北海道に上陸と言う日でした。

函館まで繋がったけれど、全道各地へのアクセスのネットワークがどうなるんですかね。経済的な波及効果も未知なものです。

そこで次のような面白いニュースが新聞紙面を賑わしていました。

SN3V0234.jpg北海道新幹線開業日当日鹿児島県の最南端「山川駅」を午前4時42分に出発し、「鹿児島中央駅」から新幹線に乗車。そして乗り継ぎ、「帯広駅」には開業日当日の26日の23時42分に到着、一日で2809kmを移動すると言う快挙を成し遂げました。

"すごい!!"のひと言です。

"自分ももう少し元気になったら、家内(店長)と一緒に鹿児島まで列車で移動してみたいものだな~!"と漠然と思っていましたが、事前に緻密な調査を行い、開業当日に一日での移動と言うその快挙に脱帽です。

しかも選びに選んで、帯広に到着と言う快挙。

新聞社ではこの情報を事前にキャッチしていてニュースになっているのに、帯広市長はじめ市の行政は居眠りしているんでしょうか!クス球割りや青空レディと市長、観光課の出迎えなど様々な演出を企画していればこれまた帯広市の知名度も格段にアップしたことでしょう。

ふるさと納税にも取り組まないという帯広市。

私自身も後知恵ですが、行政は機を見るに敏でなければ・・・

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2016年3月25日(金) 09:17

これも規制改革?

 業界紙、日本農業新聞にこんな記事が載っていました。

SN3V0216.jpg「生乳指定団体、見直す」です。河野太郎行革大臣が乳価の底上げ狙う、とのサブタイトルがついています。これだけ見ると素晴らしい、是非頑張って!!と、応援したくなるような見出しです。本文にもその主旨では酪農家の取引の選択肢を増やし、乳価の底上げを図る事が狙い。とも書かれています。

さて、私どもの生産する牛乳(生乳)は基本全量買取で生産量も価格も国が管理しています。特に北海道は加工原料乳生産地域として指定され、飲用向け、バター向け、チーズ向け、脱脂粉乳などと用途別単価が設定されています。飲用向けが最も高く(都府県ごとに単価が違う)チーズ向けは最も低いためチーズ向けには補填金が有ります。そこで月ごとに飲用向け00%、チーズ向け00%、バターは00%とそれぞれの単価に用途別に振り向けられた量を掛算し1kg単価を算出します。そして各酪農家の生産量毎で収入が決まります。それに、生乳の成分や乳質によりプレミアムやペナルティが課せられ、当然ですが、それらに努力する人と無頓着の人では10年、15年の内に経営内容に歴然とした差が出てきます。きちんと競争の原理が働いています。

酪農家のコメントとしてJA浜中町の石橋組合長は、国に任せていると需給によって生産調整や緊急の増産要請があり、落ち着いて生産できない。またJA浜中町は全量ハーゲンダッツと契約してホクレンより高く販売している事もあり、酪農家の裁量に任せるべきとの意見のようです。また幕別町の田〇畜産はホクレンを脱退し直接栃木県?の取引業者に販売しkgあたりの単価が数円~10円ほど増えた!皆も自主的に販売先を選定することにより所得向上が図れるとの意見のようです。

何れも御最もな意見のように思います。が、見えていない現実があります。

今批判のあるこの制度は「加工原料乳生産者補給金等暫定措置法」と言って昭和40年に制定。翌41年施工された法律です。

戦前は個人とメーカーとの契約で牛乳を搾っていました。つまり自分で販売しようがどのメーカーに出荷しようが自由でした。その後、メーカー側から一戸一戸の支払い業務が煩雑なため、各戸に支払っていた乳代をどこか一括で受け取ってほしいと言う要請で産業組合が出来ました(帯広市の場合)。そして次に、雪印、明治、森永、などのメーカーによって乳価が違ったり、冬の飲用不需要期には出荷制限があったりと、酪農家にとって余りにも不安定この上ない事情が出始めました。

それらを勘案して、昭和41年、北海道酪農を安定的に拡大するため国の全量管理、補給金(メイカーの買取希望額と生乳の生産費の差額を埋める)の設定となりました。そのときに全国10の指定生産者団体(ホクレンなど)も組織され、酪農家は全てJAを通じて、生産者団体へ。生産者団体はメーカーのニーズを調整し、余すことなく全量買ってもらうといった生産と販売の分業化が進んで今日まで続いて来ました。

過去の例から見ても、生乳を個人で販売するには余りにも多くのリスクが有ります。

また韓国の例ですが、もっと酪農家を減らし国内で飲用牛乳のみ生産し、チーズ、バター、脱脂粉乳等は外国から輸入すればよいと言う風に合理的に考えれば全てが最も高額な飲用乳価に設定できますし、残った酪農家はリッチになるかもしれません。が、しかし果たしてそれでよいのでしょうか?安心安全な国内産をドンドン減らし、輸入のために爆買いの中国などと張り合い、国民の生命を危険にさらしても良いのでしょうか。

韓国の二の舞はごめんです。

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2016年3月23日(水) 15:36

さいたま市の皆さん

  先日大宮のヨーカドーでのミルクランド北海道の催事に出店とのニュースを載せました。

IMG_19580001.jpg 早速今朝、店長から送られてきた写真で、外観はこんな感じです。画面左側の男性は身内とかではありません。モニターで終日北海道牛乳の素晴らしさをアピールする酪農家群の一人です。これは誰ですかね?知らない人です。画面中央がウエモンズハートのブースです。保健所の要請で、こんな檻の様になっている場所で、ソフトやパフェを作らなきゃいけません。結構暑苦しいんですよ!

是非ご賞味下さい。

このブログを見てくださっている方にだけに特別、食べる時の注意をお伝えします。

右手でソフトクリームを持って頬張る際、左手であごを包むように両のほっぺを支えてから、おもむろに食べてみて下さい。

これは余りの美味しさに、ほっぺが落ちるのを防ぐためです!過去には大勢の皆様がほっぺを落としています。

くれぐれもご注意を!?

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2016年3月22日(火) 15:39

七不思議

  「七不思議・・」。例えば漫画銀の匙の舞台となった蝦夷農こと"帯農"では我々の通った昭和42年頃、昔獣医科の教室が小雨の降る真っ暗闇の深夜に火の玉が出るとか、放課後校舎の階段を利用して脚力を鍛えていた学生が上りと下りの段数に違いが有る事に気がついて、上り下りの段数の確認をしていると、何処からとも無く男子生徒の押し殺したようなすすり泣きの声が聞こえてくるとか・・・・・。

 我が家はごく普通の家庭なので不思議なことは無い様に思いますが、他人様が見るとどうなんでしょう?

下の写真。これだけは家人皆が認める我が家の不思議のひとつです。

SN3V0208.jpg今朝、5時36分の時の映像です。毎年、春と秋のお彼岸に、東の窓から入り込んだ朝日が丁度我が家の仏壇を照らすのです。明日明後日辺りの朝日が仏壇の中央部に差し込みます。

メキシコにある太陽のピラミッドも確か春分の日になると階段の手すり部分だけに日が当たり大蛇(龍?)が舞い降りたように見えるとか、決まった日に入り口から差し込む光が奥の扉?を照らすとか、この地球上には宇宙人が造ったのではと思える巨大遺跡があります。我が家の仏壇に朝日が差し込む様に宇宙人が計算して窓の位置を決めてくれたのかしら?

 平成7年当時、設計してくれた建築屋さんにわざわざ太陽の軌道を計算して窓を取り付けてくれたのか問い合わせた所、全くの偶然だそうです。

この偶然こそがミステリー、七不思議なんですね!!

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2016年3月20日(日) 13:02

さいたま市とその周辺の皆様・・・

  今朝、店長を帯広空港まで送って来ました。

また遊びか!って?  いえいえ、今回は正真正銘仕事です。

明後日23日(水)~27日(日)迄の5日間、埼玉県さいたま市大宮にあるイトーヨーカドー大宮店で開かれる「ミルクランド北海道」の催事に出店するためです。

昨年12月から今年2月末日まで東京そらまちで大人気で、一日2000本以上売れたソフトクリームとカップジェラートを販売させていただきます。

ソラまち.jpg

そうです。これが爆発的大人気の「ウエモンズハートオリジナルソフトクリーム」です。これはそらまちでの看板ですので、左下に書かれている価格はさいたま市では330円とリーズナブルな価格に抑えております。是非試して下さい。

催事出品アイテム.JPG

これが代表的なカップ詰めの「ジェラート」です。持参したものはもう少し種類も豊富となっています。酪農家が自ら愛情を込めて飼育する牛の牛乳を使って作ったジェラートです。是非ご賞味下さい。

  もう一度確認です。埼玉県さいたま市大宮区吉敷町にある、イトーヨーカドー大宮店で開催です。日時は3月23日~27日、午前9時~20時です。催事名は「ミルクランド北海道」で北海道内の大勢のチーズ工房やケーキ、ヨーグルト、牛乳など多くの品揃えで、皆様をお待ちしております。これだけの工房のチーズや乳製品が一同に会する事はさいたま市では二度とありません。

お間違えのないよう、ご来店をお待ちしております。

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