開墾着手
  今日から例の耕作放棄地の抜根作業が始まった。
行って見てびっくり!重機が2台・・・。どうなってるの???。
奥の黄色い重機は今回私達が頼んだ佐々木畜産のものですが、手前のオレンジ色の2台の重機は直ぐ隣のコンクリート砕石業の㈱岩佐のもので、地主さんが頼んだものでした。
 画面右奥に見える黄色のタイヤショベルは息子が引っこ抜いた木を一箇所に集める作業をやっているところです。
画面右奥に見える黄色のタイヤショベルは息子が引っこ抜いた木を一箇所に集める作業をやっているところです。
最初、息子は一人で抜根作業をやるつもりでしたが、何日かかる事やら心配でしたが、大勢の皆様のご支援のお陰様で一日仕事で終わることが出来ほっとしているところです。
この後、ラウンドアップを散布し、今年のデントコーン栽培予定地に全て播種を終えた後、プラウイングし整地して播種と言う段取りでしょうか・・・・
厳寒の記憶
私の3歳下に妹が出来その5年後に次妹が生まれました。その頃両親は畑作農家の中で酪農も導入し、早朝から夜遅くまで働いていました。その次妹が生まれた頃、私は親離れを強制され夜は曾祖母の「はつばあちゃん」と一緒に寝ることを余儀なくされました。
隠居所(と言っても陋屋で土壁や窓の隙間から風や雪が吹き込むような建物)で、はつばあちゃんと一つ布団で寝起きしていました。"はつばあちゃん"は、夏の風は太っていて窓を全開しても入ってこないけど、冬の風は痩せているから隙間からでもいくらでも入って来る!って、笑い飛ばしていたっけ!! 又、静寂さも"シンシン"と言う音が聞こえてきそうなくらいでした。自衛隊第五師団の消灯ラッパや起床ラッパの音、西帯広駅を通過する蒸気機関車の汽笛や出発時の力強い"シュッ!シュッッ!シュッッ!"と言う音が聞こえていたっけ。そんな中、曾祖母のはつばあちゃんの懐に抱かれて寝ていた冬のある早朝の事です。まだまだ夜が開けきらない中、時折"パーーン!"と乾いたような破裂音が響き渡ることがありました。凍裂です。
 中央のシラカバを見てください。幹に沿ってまっすぐに裂け目が見えます。これが凍裂です。この凍裂はシラカバやトドマツに多いようで、氷点下25度以下の気温になると木の中の水分が凍って膨張し裂けるようです。
中央のシラカバを見てください。幹に沿ってまっすぐに裂け目が見えます。これが凍裂です。この凍裂はシラカバやトドマツに多いようで、氷点下25度以下の気温になると木の中の水分が凍って膨張し裂けるようです。
昔は氷点下25度はあたりまえで年に数度は氷点下30度を記録していましたが、最近では氷点下20度以下を何度か記録するくらいで、凍裂を起した木を見るなんて稀でしたが・・・、少し驚きでした。
この凍裂を見て、世俗に汚れきった今の自分と純真無垢なあの頃とのギャップを思い知るのでした。
春を拾う3
久しぶりにウエモンズハートの仕事から解放されたスタッフ。札幌方面へ羽根を伸ばしてきたそうです。途中農場レストランやジェラートショップにも立ち寄るなど情報収集おさおさ怠り無く、昨日店長に詳細を報告していました(諜報部員では無いんですが・・)。
さて何処に立ち寄ったのでしょう。怪しい・・・。こんな風景を拾ってきたそうです。
土筆(食べられるって聞きますが、本当にこれ食べられんですかね?)の林です。その奥の色鮮やかなムスカリは開花したばかりで本当に美しい。その手前の地面に這うように葉を広げているクローバー(ツメ草)です。
ご主人と二人っきりのドライブだったそうです。幸せの四つ葉のクローバーを探していたのかな。欲張り・・・・・
100年目の開拓者
今シーズンから同じ実行組合内の知人より元水田で、20年来放置され荒廃し切ったところを借りることにしました(十勝ではそれくらい農地が足りなく、切実なんです)。
しかし、見てください。

畑の南東隅から見た風景です。右上に見えるのはコンクリートの砕石を専門にしている業者の土地でその前のフェンスまで≒200m、左手の小高く連なっている所は帯広川の堤防です。中央正面上に見える白い壁の建物が地主さんの住宅です。
つまり画面右端のラインと正面フェンスの直角を挟む出来損ないの三角形のような形をした1haほどの土地です。
 堤防上から眺めた写真です。20数年放置された農地ってこんなに荒れるものなんですね。
堤防上から眺めた写真です。20数年放置された農地ってこんなに荒れるものなんですね。
 ヤナギ、シラカバ、タモ、ハンノキ等‥好き勝手に生えているし、生えていないところは雑草畑で茶色く見えるところはセイタカアワダチソウという手ごわい外来雑草で埋め尽くされています。上手いこと処理をしないとデントコーン(播く予定)が収穫まで上手く育つのかどうやら。連休明けから佐々木畜産の重機の応援をお願いして抜根から始めようと予定しています。
ヤナギ、シラカバ、タモ、ハンノキ等‥好き勝手に生えているし、生えていないところは雑草畑で茶色く見えるところはセイタカアワダチソウという手ごわい外来雑草で埋め尽くされています。上手いこと処理をしないとデントコーン(播く予定)が収穫まで上手く育つのかどうやら。連休明けから佐々木畜産の重機の応援をお願いして抜根から始めようと予定しています。
100年前の初次郎お爺さんの苦労の足元には及びも付きませんが、立派に開墾して見せます。
よみがえれ、フロンティアスピリット!!
楡木茸
タイトルは格好をつけて漢字で書いてみましたが、"タモギタケ"と読みます。
北海道ではアカダモといいますが皆さんには「楡(ニレ)の木」と言ったほうが分かり易いかも知れませんが・・・
このアカダモの木に生えるのが笠の部分が薄い黄色になるのが特徴の"タモギタケ"と言い、香りマツタケ、味シメジとは行きませんが美味しい茸です。
この茸の栽培農家もあります。2月に屋敷にあり邪魔になったアカダモを切り倒してもらい、ホダ木に丁度いい3尺の長さに切って置いて貰ったものに、父が先ごろからタモギタケの菌駒を打ち付けていました。そして・・・・
 このように、常時日陰となる場所に並べました。
このように、常時日陰となる場所に並べました。
 ここは市道から我が家に向かうアプローチ"森の小道"の脇に並べたものです。出かけるたびに車の窓から様子が眺められますが、早くて2年先から収穫できるかな・・・
ここは市道から我が家に向かうアプローチ"森の小道"の脇に並べたものです。出かけるたびに車の窓から様子が眺められますが、早くて2年先から収穫できるかな・・・
何を隠そう、これらの作業は全て父がやったものです(不甲斐ない息子を持ったものだと諦めているようですが・・私も少しでも早く社会復帰できるように療養に励まなくては!)。















 
					 
				
