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2026年6月 1日(月) 06:02

覚えていますか?

 いまから16年前の2010年、宮崎県で偶蹄類(ウシ、ブタ、ヤギなど)特有の法定伝染病「口蹄疫」が発生。
疑似患畜を含む29万頭が殺処分され地中深く埋められた。
また、発生源の農場主が責任の重大さに耐えかね自殺する。
そんなニュースを覚えていますか⁉️

口蹄疫の症状は偶蹄類の爪の間や口中に水疱が出来、多量のよだれを垂らし口中の痛みで餌も食べられず、死に至る病気です。
この口蹄疫の伝染力は凄まじく、発生農場に入った人の靴裏や集乳車や餌の運搬車果ては獣医師の車のタイヤに付着した菌が伝染源となり易く、
OIE(国際獣疫事務局-本部パリ)では法定伝染病に指定しています。
一度発生した国は「汚染国」。発生を抑え込んだ国は「清浄国」と指定され、汚染国は家畜の生体輸出や肉の輸出も制限されるなど厳しいルールの下
我々酪農家は家畜の飼育に取り組んでいます。
万が一「汚染国」になってしまった場合、「清浄国」になる為には、口蹄疫は非常に伝染力が強い為、源発農場一ヶ所から半径10km或いは20km以内の家畜は全て疑似患畜と見做され
全て殺処分しなければなりません。
それからワクチンを使用しない。
全ての措置を終了後3〜6ヶ月発生しなければ「清浄国」に復帰できる。

さて2010年、日本にない筈の口蹄疫が何故宮崎県で発生したのか。
宮崎県のとある農家が、本格的なモッツァレラチーズを作る為、東南アジアから水牛数頭を生体輸入。
その水牛が持っていた菌が元でその農場が発生源となり、県内に広がり甚大な畜産被害をもたらしたようだ。

因みにお隣韓国や中国はワクチンで抑えている為慢性的な汚染国だ。
我が国に観光に訪れる人も多く口蹄疫が侵入する危険性大だ。
IMG_7519.jpeg
この事に鑑み、国内の家畜保健衛生所や全農、あるいは日本獣医師会では、農場への厳格な入場マニュアルを提示し、
病原菌の侵入を防いでいるのが現状だ。

広瀬牧場から10km圏内には帯広農業高校、帯広畜産大学、前塚農場、佐々木畜産他大規模な肉牛農場が3ケ所。
他養豚場が3ヶ所。
万が一広瀬牧場で口蹄疫が発生した場合、1万数千頭以上の牛や豚が殺処分されてしまう勘定だ。

他にも「牛サルモネラ症」言う特有の伝染病があり、これが発症すると殺処分こそないけれど、
発生農場内で菌が検出されなくなる迄牛の移動制限や集乳の集荷が行われず、牧場にとっては甚大な被害をもたらす病気だ。


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