テープカット
北海道畜産公社道東事業所十勝工場から初めて北米に向けて輸出される牛肉の出荷式が行われた、と言うニュースが勝毎の一面を飾っていた。
話しは変わって午後1時頃、旧知の仲で今回道の副知事に就任していた土屋俊亮氏が突然ウエモンズハートを訪ねてくれた。土屋氏との出会いは平成7年、自分が北海道指導農業士に認定された時の事務局担当の係長だった。
近くまで来る用事があったので、寄ってくれたのだ。お会いするのはいつぶりかな?10人程の道庁職員の随行での来訪だったので、思い出話もそこそこに朝ドラのなつぞらのうらばなしで大盛り上がり。締めに副知事とのツーショットを撮らせて頂く。手元になつぞらの台本を持って...
その後副知事一行は大樹でのロケット打ち上げを視察にいったようだ。
先程の勝毎のニュースの中でテープカットする関係者の写真が載っていたが、知事から話を聞いていないと、出席者が判別出来ないくらいの写真だがよく見ると左から5人目が副知事だ。
進捗状況
今日22日医大定期受診のため、定宿札幌プリンスホテルに投宿する。
夫婦して一級障害者のため、エレベーター近くの部屋をオーダーしてある。
部屋に入って荷物をほどき、窓のある西の方角に目をやると眼下に工事中のビルが目に入る。
おっ⁈3階分位伸びている!
みんな一生懸命だ!
蜘蛛の浅知恵
昨日の朝のこと。
軽トラに乗ろうと運転席に近づくと、大きな蜘蛛が巣を張っていた。
「おいおい蜘蛛助、そこは車の内側で、いくら待っていても獲物は掛かからんべや⁈それが証拠にハエ1匹掛かっちゃおらんが!
と言いながら 運転席のドアを開けると、丹精込めて作った罠もぶち壊れ。
「 昼間無断で運転席に侵入するから閉じ込められたんだぞ!糸のネバネバは何日持つのかネ。今夜も使えたかも知れない真っさらな巣だったけど、しょうがねぇや!外に出て今夜改めて作り直しな!腹が減っては戦はできぬ、だ!」
蜘蛛の浅知恵。馬鹿と勤勉紙一重って⁈言われるぞ!
H松君
H松君は十勝管内で酪農を営んでいた、勝農の同級生だ。
2人の息子はそれぞれ独立。酪農の跡を継がないことを決断した様だ。
そして今年から新規就農者に経営を移譲し、夫婦車中泊で友人宅や観光地を巡る旅を重ね、青春時代の忘れ物を取り戻そうと必死だ。
しかし、優雅に見える老後とは裏腹に、牛舎周りをうろつくだけで新規就農者夫婦に嫌がられるらしく、朝はミルカーのモーターの音がしなくなってから表に出たり、夜も搾乳が終わった頃を見計らって外出から帰ってきたり。
農家には定年退職と言う概念が無く、経営移譲した後も見境い無く使われたり、良かれと思ってアドバイスなどしようものなら、露骨に嫌がられる。
振り返れば、自分自身もそうだった。
親父が還暦前くらいから農協の代表監事や組合長をそれぞれ10年位ずつ勤めたが、親父が家を留守にするようになってから、漸く我が世の春。自分の経営として思う存分に働くことが出来た。
勿論、失敗も成功も全て自己責任で...
牛にとっては迷惑な話しだったかもしれないが...
H松君、目をつぶろう‼︎
販売苦戦
今朝の業界紙から
6次化商品 販売苦戦 売り上げ目標 8割未達成 農水省調査の文字が三面で大見出しだ。
農水省の交付金を活用して開発された物だが、大半の農林漁業者が食品関連事業のノウハウを十分持っていないケースが多い、とある。
販売苦戦の要因は棒グラフで表している。
最も大きな要因は、原料の確保、販路の確保だ。それに続き価格帯、労働力不足、認知度、味、需要、そして価格引き下げの順だ。
最近アメリカファーストのトランプから農産物の自由化をもっと進めろ!のオーダーに、安倍さんは自動車と農産物はパッケージだとジャブを出し合っている。
他方安倍総理は我々農林漁業者には、日本の農産物は安心安全に優れているので、もっと輸出したらとか、6次化をもっと進めて所得を増やす様にしなさいと宣う!
その延長線上での「食料産業・6次産業化交付金」となり、ブームに乗り遅れるなとばかりに農林漁業者が手を挙げれば、自治体は申請書の形ばかり整えば許可してしまう悪循環が働くのだろう。
ウエモンズハートは今年で足掛け21年目だ。
当時は勿論補助金も無く、世間からはもっと真面目に百姓仕事に取り組めば...と陰口を叩かれていた。
実際6次化を実践してきた者として、棒グラフにある様な達成できなかった要因全てを満たしてこそ成り立つものと実感する。