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2017年8月16日(水) 06:31

三週経過

昨日、移植手術後3週間が過ぎた。
順調だ!
どう言う風に?と聞かれると...
自身が感じる体調から言うと、
①傷の痛みから90%以上解放された。
左脇を下にして横になると結構痛苦しい⁉︎他の体勢では違和感はほぼ無し。
②呼吸が楽になった。
手術前から続いていた咳や痰が著しく減少!
ヒューヒュー、ゴロゴロ、と言った痰がらみの呼吸音も激減。呼吸する事が時には辛く感じたりもしたが、非常に楽!呼吸が無意識にできるなんて、幸せだ‼︎もっとも澤先生によると、これは安静を続けている賜物で、ハートシートの移植の効果はまだまだ先の事だそうだ!
③息切れせずに歩ける距離が600m以上に伸びた。800mも行けそう!
なぜ院内にいて距離が分かるのか、って⁉︎下の写真をみて下さい。
IMG_1111.JPG
9F病棟の平面図で左上下に病棟の廊下が伸びている。その縦の廊下にコの字型に回廊になっている部分の一周が約200m。それを休まず息切れせず3周は楽勝。オレにとっては快挙だ‼︎これも澤先生によりますと、安静の賜物だ!そうです。
じゃ、この手術で何も変わらないの?
そんなことはありません。
そもそも拡張型心筋症は進行を止める事の出来ない難病で最終的には心臓移植しか無いそうだ。日本にはドナーが少なく、潤沢にある訳ではないので、移植の順番を待ちきれない程症状が進んでしまうと、補助人工心臓なる物の移植を受ける事になる。
IMG_1103.JPG
IMG_1106.JPG
写真の人が肩から下げているのが、補助人工心臓を動かすバッテリーなどで24時間体から外すことが出来ないらしい。外出時は勿論、部屋の移動やシャワーを浴る時も片時も離せ無いものらしい。凄い大変そうだけど、移植迄待てない場合は命を維持する為には他の選択肢は無い。
しかし、まだ問題点がある。
この補助人工心臓に不具合が生じた場合近くにすぐ見てもらえる拠点施設が必要だ!つまりその施設から2時間以内の所に住む事が条件だ。北海道では北大病院のみらしい。
更に、65才となったその瞬間に心臓移植の対象から外れてしまう。
拡張型心筋症の治療には様々な制約がある中、この病気の進行を阻止する為の補助人工心臓移植に代わるハートシートの移植が、保健適用になる意義は非常に高い。
このハートシート移植手術は、心筋梗塞などの虚血性心筋症には顕著な効果が認められ、昨年から保健適用になっているそうだ。40〜50例ほど実施されている。
今回、私を含め6人の治験者のデータで好結果が得られれば、来年辺りから保健適用になる可能性大らしい。
堂前先生に口を酸っぱくして言われているのは、現状維持の為の手術なので今の生活水準は守らなければならない!無理は禁物!と言う事らしい。

今、中江先生が見えて来週末の退院となりそうだ!

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