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2017年7月15日(土) 15:08

読書

今回の入院に際して時間の有効利用の為に、以下の5冊の本を準備した。
この阪大病院西9病棟には、明らかに拡張型心筋症で苦しんでいるであろう患者さんが大勢いる中で、時間の有効利用とは不謹慎な話しではあるが、そこはお許しを頂いて...
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「キーニィの牛飼い哲学」は自分の生きてきた道を確認し、息子夫婦に読んでもらう為。
「声に出して読みたい日本語」は、名文を暗誦する事は語彙を豊かにし感情を豊かにする...(同感!)
「朝鮮開国と日清戰争-アメリカはなぜ日本を支持し、朝鮮を見限ったか」「組織の不条理-日本軍の失敗に学ぶ」「日米開戦の謎-当然避けねばならなかった戦いに、なぜ日本は突き進んでいったのか?」
後の3冊は、今年は明治150年を迎える中でここ20年ほど富に感じる、自分自身の日本近代史に対する飢えを満たす為だ。
今、自分の65年の人生を振り返ってみると、中学生位までは所謂自虐史観に染まりきり、成人した頃でも中国を蹂躙した日本の残留孤児と言う第二次大戦の落し子を大事にしてくれた中国人に、感謝するのは当たり前と言った贖罪の気持ちがあった。
しかしその頃から、何故日本ばかり悪し様に言われなくてはいけないのか?
日本人は好戦的、侵略者、人権無視、と言われても私の周りには99.99%そんな人は見当たらない。
30代後半からは、何故?何故?何故?の疑問ばかりが膨らみ始める。
そこで、自分自身が日本の近代史に無知な事に気づき、手当たり次第読み漁るようになる。中でも1945年に書かれたヘレン・ミアーズの「アメリカの鏡日本」はその時代、時代の世界情勢を見ないと全ての責任を一国のみに帰する事は出来ない事を教えてくれた。
林房雄の「大東亜戦争肯定論」は、江戸時代末期吉田松蔭の「幽囚録」の中で、アジアの植民地化を進める欧州、露、米に対抗するには富国強兵が必定であると言うところから説き起し「東亜百年戦争」と言う概念を提唱しています。
これらの本は自虐史観に染められている自分にとっては、目からウロコでした。
てな訳で、近現代史関係の本を読み漁っているのです。

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