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2017年8月12日(土) 08:40

無精者が動く日

家内は兎に角洗濯魔だ!
それに引き換え、着替え洗濯に関しても(批難をおそれて、「は」では無く「も」を使う)無精者だ、俺は!
毎夜、風呂から上がるとキレイなパンツが脱衣かごにおいてある。これが結婚して以来、39年間続いているのだ。言い訳めくが、昨夜も替えたばかりで別に粗相をした訳でもなくウォッシュレットも小まめに使うし、オレ的にはキレイなままと思っているのに、パンツが洗濯機に放り込まれているのだ。
四季を通して家の中では基本的にはTシャツで過ごすのだけれど、脱ぎ捨てたものが朝には洗濯槽に行っている。このTシャツも、洗濯魔の犠牲者だ!
犠牲者はまだ居る!
オレはここ50年近くジーンズの愛好者で、失礼な場で無い限り、会議などでも、ジーンズにブレザーの出で立ち!と言うほどだ。このジーンズも又3日に開けず洗濯機行きで、世俗に染まっているいとまもない!可哀想だ⁉︎
事ほど左様に私は、洗濯と言う作業から隔離されて居た!と言うか、無縁の行為だ。
さて今のオレは、食事と医療行為を除けば、厳しくも孤立無援の状態に置かれている。
入院の度に、着替え用のパンツってこんなに必要?と思うほど、専用の袋には20枚近く用意してくれる。その家内は、術後の回復を見届けて10日後の8月4日に「パンツは毎日取り替えてよ!」と言い置いて帰った。
さて今日は12日。家内が帰って早8日が経つ。枚数にはまだまだ余裕は有るけど、使用済みのパンツが入っているロッカーの中が臭い始たら...と気になって洗濯を決意する。
病院の各階にコインランドリーが用意されている。
IMG_1105.JPG
使用済みのパンツ9枚と...(あれ?8枚しかない。4日.5日.6日...12日で9枚の筈⁉︎まっ、いいか!)、バスタオル、フェースタオルを持ちランドリーへいざ行かん。
下が洗濯機で、まずは100円を入れろ(こんな偉そうな命令口調では決して無いが...)と書いてある。そして投入。初めは洗濯槽のすすぎからという事で蓋を閉め、スタートボタンを押すが...反応しない⁉︎もう一度開け閉めをするが全く反応無し!(アレ⁈下にも100円硬貨投入口?さっき入れた筈だが...。アッ、上の乾燥機が空のまま回っている。)チックショー、洗濯100円乾燥100円、〆て200円必要だったのだ!
空で回っている乾燥機には作業撤回の為のボタンが無く、空しく回っている。気をとりなおし、100円を再投入。今度はスムーズに行き、しかし、乾燥機では再び100円を投入。1時間と少しで洗濯、乾燥終了!一人で出来た‼︎

こんな私でも、実は洗濯の経験は豊富だ。
高校一年の寮生活が初めて。次は早来町での1年間の酪農実習の時。そして江別市野幌にある酪農学園大学での寮生活だ。
大学一年の冬、いつもの様に週に一度の洗濯だ。
パンツに肌着、靴下、セーターそして洗剤と水を洗濯機に入れスタート。
その後水を注ぎながら濯ぐ。そして脱水。
一連の工程も終わり、ボイラー室でハンガーに掛け乾燥だ。
アレ、なんだこれは⁈セーターが縮んでいる。必死に引き伸ばしながら干す。そして乾いたセーターを着て見ると、なんだかゴワゴワ感が...あれ?袖は七分、着丈はヘソ出し!(当時のオレは体重が60kgと今の三分の二、逆三角形の体型で、腹筋ムキムキ!だから出しても恥ずかしくはなかったかも⁇)
アリャー、何でこうなるの⁈
当時化繊が流行るなか、値の張るウールのセーターを無けなしの金をはたいて買った物が、アッと言う間にゴミ箱行きとなり辛かった。家にいる時、お袋が洗って居た時はなんともなかったのに。不思議だった!
後に今の家内(オレは初婚なので前の家内は居ない、断じて‼︎)と付き合い始めて漸く論理的にその謎が解けた。
賢明な皆様は、何故そうなったか、言わずものがな...ですよね。

と、まあ洗濯に関しても経験豊富なオレです。

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