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2022年5月14日(土) 17:29

何年ぶり⁉️

 昨日午前10時を回った頃、ウエモンズハートの勝手口を出ると、車のドアを閉めて店の方に向かってくるやや小柄なオジサンと目が合った。
ここ2年、コロナのパンデミックを抑えるためマスクの着用が義務付けられてから随分不便を感じるのが、目だけを見ての人の判別が難しくなったことだが、昨日は当にそれだ。
 「あれっ、この目は見た事があるぞ...」
そのオジサンは、何故か目が笑っている様に見えて、更に2、3秒目を離せずに見つめていると、矢張り目は怒っていないようだ。
絶対に知っているオジサンだ!
そして確信を持って「オオツカさん!」と声を掛けるとそのオジサンは焦らす様にやや間を置いてから、「そうだー...」と漸く声を発した。
二つ目の手掛かりである懐かしい声を聞き、「いやあ驚いた!懐かしい。何年ぶりだ⁉︎」と聞く。
オオツカさんは「車のドアを閉めて店に向かおうと振り向くと、勝手口のドアが開くと同時に、ヒロセの顔だろ!余りのタイミングの良さにこっちの方こそ驚いた。」と、のたまうのだ。
 時間にすると僅か5.6秒のこの間。何ともはや、疲れる。が、45年来の友人であるオオツカさんが旭川の孫にカップジェラートを送ろうと来店してくれたのだ。
 この「オオツカさん」は昭和52年に十勝農協連主催の十勝管内の農協青年部米、加視察団で一緒になり、10日間の行程中同室の仲だ。
 このオオツカさん、中々気難しい人だ。
羽田→シアトル→シカゴ(泊)翌日、シカゴオヘア空港→カナダトロント(2泊)と視察の旅は続くのだが、憧れのアメリカ、カナダに来れた事で、一日の視察が終わり夕食後には例え1時間でも憧れの地を見てやろうと、ホテルの近くを探検するのだった。
 同室だったオオツカさんを誘うも「オレは行かん」と素っ気ないのだ。そして3日目あたりからはオオツカさんには声を掛けず、日中の視察の中で仲良くなったトミナガさんと示し合わせて毎夜出掛けるようになった。
 その後ナイアガラフォールズ、そしてバスでカナダからアメリカへ越境。ウィスコンシン州マジソンに着いたあたりから、流石のオオツカさんも一人の夜が寂しくなったのか「何よ毎晩お前らばっかり...」と愚痴を言い出した。
余りの勝手な物言いに口論になってしまったが、結局オレとトミナガさんの後をついて歩くようになった。
 四つ年上で既婚者と言う大先輩でもあったので、面倒くさいヤツだなぁと同室になった不幸を嘆いていたのだった。

 帰国後、そのオオツカさんと仲良くなってしまった。
 マジソンで口論をした事でお互いの気心が知れたのだろう。夫婦でお互いの家を訪問したり、食事に行ったりしたものだ。

 20余年前、彼の家の庭先を道東自動車道が通り、一時は牧場の移転先を探したりもしたのだが後継者も無く、10年程前に酪農を止め土地は他人に貸し営農を中止。
オレはオレで体調を崩し、8年前には拡張型心筋症で余命宣告を受けるなどお互いに大きな環境の変化に伴い疎遠になっていた。

 そして、再会!
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写真右、74才のオオツカさんと70才のオレ。

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