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2023年1月14日(土) 10:04

今日の牛舎

 12日からビートの生パルプの貯蔵が始まった。4259D500-2A78-4C15-95C8-7ACA2480C501.jpeg
国道38号沿いにあるニッテン芽室製糖所は我が家から6km足らずの所にあるため、
製糖加工が始まる11月頃より、乳牛の飼料として自分で運んで与えている。
ビートパルプの形状。A3381CDA-55D5-4CC7-94CE-17C35F4088B5.jpeg
このビートパルプの飼料価値は非常に高く、乳脂肪分のアップが図られる。
そんなことで、今年は1月24日頃に終了する為(20~30年前までは3月10頃迄、最近でも2月中旬くらいまでは加工していたのだが、
昨年はビートの作柄が良くないのは、ここにも反映されてる)息子は貯蔵用(サイレージ)として
1日6~7往復のピストン輸送をしているのだ。
 
自分が小学校6年生の頃、当時製糖所は川西町稲田にあった。
夕方の搾乳を母に任せ、父がシバウラS-17と言うトラクターの運転席横にオレを立たせ、馬車を改造したトレーラー
を牽引し、運びに行ったものだ。
スコップで積み込む為、猫の手も借りたいの諺通り自分も繰り返し連れて行かれ、帰宅は午後9時過ぎ。
オレは家に到着後開放されたが、父の事は記憶にはない。多分それからパルプをスコップで
全て下ろしてから晩御飯だったのだろう。
 11月下旬と言えば深秋或いは初冬。トラクターはオープンカーなので片道小一時間のドライブは無茶苦茶寒かった。
当時(オット60年も前の事か)街路灯は殆ど無く灯りと言えばトラクターのヘッドライトと赤いテールランプ。そして時折り点滅する黄色のウインカーばかり。
しかし漆黒の闇のせいか、夜空は満点の星々が綺麗だった。

 長く生きてきたせいか、生パルプひとつとっても思い出がゾロゾロ吹きだしてくる。

今日は繁殖検診なのか、生パルプを貯蔵しているこのバンカーサイロの横には牛達が、
連動スタンチョンに繋がれ、待ち侘びている。DBCE8B99-8602-4F52-8B8A-9887EB2A0172.jpeg

人も牛も寒いのにご苦労さん!

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