オンラインショップ
2023年1月 8日(日) 18:27

すごいヤツ

 E7F30127-4213-4A53-A977-CF4975DF56F3.jpeg
家畜や農作物に掛ける共済(保険)の元締め北海道農業共済組合の、広報誌2023年
1月号だ。
 息子に促されページを繰ると、北海道アグリ人の項に...
B890F788-2B78-42D4-9FE9-EB23BE7048B8.jpeg
今酪農業界では知らぬ人は居ない、上士幌の小椋幸男君だ。
一酪農家の後継者にすぎなかったけれど、所謂雌伏30年、50才の時に規模拡大を
始めた。そしてあれよあれよと言う間に5,000頭以上の搾乳牛を飼う、
北海道での最大規模の経営規模に育て上げ、全国でも十指に入るのではないか。
コロナ前に開かれたクラス会で「小椋、お前、どこまで規模拡大するんだ?」の問いに「分からん、未だかもな?」
とトボけている。
彼の視線の先には日本一を目指しているのかも。
まだまだ発展途上のようだ。

 そんな彼と初めて出会ったのは、昭和42年3月、帯広農業高校の受験会場でのことだ。
前年までは畜産科と言われていたが、この年から酪農科と名称を変えての募集に応募した。
当時の受験科目は九教科で、入試は二日間に及んだ。小椋とは隣同士。何故か気が合い
初対面にも関わらず、一科目済む毎に出来を確認し合ったものだ。
我々は酪農科第一期で倍率は1.7倍。2日目、全て終わったあと、お互い合格して
帯農の門をくぐれる様エールを交換して分かれた。
そして入学式。いが栗頭同士が一年間の実習寮生活を含め3年間同じ学び舎生活を
送り卒業。
そして50余年後の今。

 我々同級生は、帯農酪農科卒でもささやかなプライドで『帯農酪農科第一期生』
と名乗っているのだが、その中でも小椋はピカイチの存在で、クラスの誇りでもある。

LINEで送る