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2022年2月23日(水) 08:10

満州事変⁉︎

 このところ、ロシアとウクライナ関係が一触即発の状況だ。
今朝の新聞では、親露派が実力行使で暴れ回っているウクライナ東部のドネツクなど2州の独立をロシアが承認し、呼応するロシア軍の動きにアメリカを始めNATO諸国が反発し、圧力をかけるも効果無し!
8年前のロシアによるクリミア併合の繰り返しだが、アメリカ等は手をこまねいているばかり...
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 今から90年前の満州国独立も似たような話しと思うが、そこは有色人種にたいする白人の強力な優越意識から日本の台頭を許す事が出来なかったのだろう。米国を始めとするヨーロッパがアジア地域での植民地経営に危機感を抱き、日本への過干渉の末に第二次世界大戦になってしまった。

 更に遡る事170年程前、独立して数十年しかたっていないアメリカは、スペインから独立したばかりのメキシコと米墨戦争を起こし、メキシコ領となっていたアメリカ大陸の中西部からカリフォルニアまでほぼ力ずくで米領に組み入れて行った。
テキサスなどは入植しているアメリカ人が人的多数を占める中、共和国議会でメキシコからの独立が可決。併せてアメリカ編入が決議され現在のアメリカの州の一つとなっている。
ハワイも然り。
ハワイの8代目の女王はハワイ王国の自立を目指していたが、少数派である白人の樹立した臨時政府が下したアメリカ編入を多数決イコール民意と言う事で決めてしまい、ここもアメリカのハワイ州となっている。
人類は何百年も同じ事の繰り返し!
果たして米国は正義なのか?

 話しはまだ続く。
 我々民百姓の事。
 十勝平野は日本の食糧基地と自他共に認め、農業生産が盛んな地域だ。
農業経営は経営面積が一戸平均45haと規模拡大が進んでいる。更に好天に恵まれ様々な作物が採れ合わせて機械化が進んでもいる。その機械を効率よく使う為には一作物当たりの栽培面積が広がり更には輪作体系も勘案すると、一経営体当たりの作付け面積を増やす必要が出て来る。これは自分の部落内だけでは拡大がならず、部落や町村へ越境して借地をしなければならなくなる。
何が起こるか?
既存の貸借関係にある農地の賃料を値上げさせる所から始まるのだ。
力のない者は値上げに耐えきれず耕作地を放棄せざるを得ない。効率化ばかり求めていると離農が増え、ますます農地の寡占状態が続く。
 これも言うなれば、百姓版「領土拡張競争」だ。

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