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2020年1月17日(金) 07:17

あれから25年

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もう25年になるのか。阪神淡路大震災は平成7年1月17日未明に起きた。
「えっ、記憶力抜群だね⁈」って思われる方もいらっしゃいましようが、「ハイ、抜群なんです。この事に関しては!」

 肺癌の疑いが有る右上葉の切除手術の為、この年1月4日帯広厚生病院入院。7日切除。その後4人部屋で療養するのだが、仕事柄朝4時には目が覚めてしまう。そしていつもの様にHBCラジオをイヤホンで、その日も聞いていた。
5時半、「エノさんのおはよーさん」が始まった。番組の内容は他愛の無いものだった所為か記憶にはないが、番組が始まって間も無くパーソナリティのエノさんが突然「あっ、ただ今東京の◯◯◯ラジオのスタジオが揺れ始めました!」「大きくなるのかなぁ⁈」
ほんの少し間を置いて「余り大きくならず、地震は収まった様です。驚きましたー!地震の震度や震源地、その規模など詳細は発表され次第順次この番組中お知らせします。さて......」と番組が再開される。
そして番組中各地の震度が順次発表されるがその中でエノさんが「関西方面の情報が全く入って来ませんね?どうしたんでしょうか。」
暫くして「大阪からの情報では、神戸付近が非常に強い地震に見舞われ甚大な被害があった様です。ヘリによる上空からの取材結果を待ちましょう!」
こんな流れでじょうが少しずつ明らかになり、神戸の安佐区では高速道路の橋脚が根元から折れ倒壊。何百台もの車が下敷きになり、住宅地では倒壊した建物に挟まれた人達が延焼してくる火に次々焼かれ、その火は何日も続く。結果犠牲が6,000名以上になってしまった。
 入院中テレビ各局では連日このニュースを流し続けていた。
 ベッド生活を余儀なくされていて、例えば自分が肺の切除手術中にこんな地震が起きたらどうなるんだろう、と想像するだけで「ゾッとした」覚えがある。
と言う事で記憶力云々にかかわらず、強烈な記憶としてのこっているのだ。

因みにこの年の3月には地下鉄サリン事件も起きている。

「エッ、それで肺癌はどうなったって⁈」
「肺の陰影は気管支嚢胞だったので、癌の心配は全くないそうで、現在に至るまで癌の疑いをかけられた事は無い」のでご安心を!

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