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2018年7月22日(日) 07:42

買ってこよ〜っと

昨日の勝毎の紹介本に目が行った。
タイトルは「奥のほそ道」。芭蕉か...
著者はリチャード・フラナガン。ん?日本人じゃないのか⁈
「俳句と重なる戦時体制」戦時体制と言えば、国家総動員法が思い浮かぶ。
奥のほそ道と日本人にはおなじみのタイトルで、作者は外人。そして背景は第二次世界大戦時である。
このちぐはぐ感が興味をそそる。
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泰緬鉄道を建設する日本軍と捕虜の連合国軍人。
映画などでは、残忍な日本軍人と、満足な食料も与えられず酷使される捕虜と言った構図だが、その残忍と表現される指揮官も、風流にも俳句を詠む不可解さを表現し、その不可解さの中から見えてくるのは、捕える側にも捕らわれる側と同じ苦悩があるという事。つまり、日本軍側も別な意味で捕虜の身なのだ...と解説する。
このギスギスする東アジア情勢を、冷静に見つめ直しているのでは...
是非とも読みたいものだ!

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