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2018年2月 1日(木) 07:24

ともし火の消える日

今朝の道新。
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わが母校は青春アニメ「銀の匙」の舞台大蝦夷農業高校のモデルとなった帯広農業高校だ。
オレは昭和42年度酪農科第1期生として入学した。
その頃は女人禁制では無く男女共学となっていたものの、むさ苦しい男子ばかり。受験は指定された席で受けるが、その時隣り合った受験生が何処から仕入れて来た情報なのかがせネタなのか「今年は20年ぶりに畜産科を改め酪農科と改変した事で、女子が3人出願していると聞いていたけれども1人も来ていないな〜」とため息混じりに話していたっけ。因みにその受験生は今、日本でも五本の指に入る大規模牧場を築き上げた男だが...
その高校には「定時制課程農業科」があり、クラス40人中10名程の女子生徒がいた。1学年240人中10人と言う競争率⁇だ。
この定時制は春から秋にかけての繁忙期には週に2日の登校。冬期は我々全日制と同じ登校と言ったシステムで、その女子生徒10人の存在感は大きいものだった。例えば三階の教室からグランドを見てみると、定時制のクラスが秋の体育祭に合わせて「マイムマイム」などのフォークダンスを楽しそうに踊っているではないか。我々のクラスではそんな潤いのある種目は望むべくもなく、本格的にまわしを締めての相撲かラグビーだった。
書けば書く程青春時代の怨み節みたいになっている。

この「65年の歴史に幕」と言う新聞広告を見て、「あゝオレと同い年!」。長く生きて来たと言う感慨と時代の変わり目を感じる。

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