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2018年2月 9日(金) 03:01

研修...3日目

3日目は西条市の農業委員会訪問から始まる。
西条市役所8階のその会議室に入るとやがて大柄で年の頃はオレと同い年くらいの会長さんが現れ名刺交換をさせていただく。
肩書きは、西条市農業委員会会長 加藤茂さんである。
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ここでは西条市独自に実施している農地バンク制度について説明して頂く。
同市でも農業者の高齢化が進む中、一戸あたりの所有面積も小さくて耕地整理が為されておらず且つ、先祖伝来の土地というこだわりで貸借が進まず、耕作放棄地が出て来ているそうだ。そこで土地の出し手と借り手のマッチングを行うと言うのが所謂、西条市の農地バンク制度だ。その中で最も難しい地区は傾斜地を利用した果樹栽培農地で、農地解除の手続きがおこなわれそうだ。
この後は今治タオル美術館にて昼食と見学。
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木綿から糸を紡ぎタオルを織り上げる工程が廊下を進むにつれて、分かる様に機械を展示稼働させていた。
そこからまた松山市内に戻り、子規庵と坂の上ミュージアムを案内して貰う。農業経営を息子に譲った立場としては、こちらの二ヶ所の方が遥かに価値のあるものだ(農業委員としては噴飯物だが)。
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正宗寺境内で再建された子規堂
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子規の部屋、三畳の間
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子規の描いた静物画
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次は坂の上の雲ミュージアム。松山城の直下、愛媛県庁などの近くにある。
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そのミュージアムの全景を撮るのは難しい。竹やぶに遮られて一部だけど...
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「まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。その列島のなかの一つの島が四国であり......」で始まる坂の上の雲の一節
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明治維新後の激動の時代を描くと思いきや、このゆったりとしたのどかな新しい時代への船出!
酪農学園の生協の書店でこの本を手に取り開いてみると...
一つの物語りが、静かな凪の海をゆったりと船出するように始まるこのほのぼのとした文体に、多感だった18、19のオレはイチコロで二度三度と読み返し、さらには二巻、三巻と待ち遠しかった(何か恋いびとを待つような...)
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そして道後温泉。
宿はすぐ隣のホテル。部屋に入り浴衣に着替えて早速温泉に入る。410円也。25年ぶりかなぁ...
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この温泉は今年から8年をかけて耐震補強工事が行われるそうだ。
8年後か⁈73、4才...老人だ!


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