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2016年8月 2日(火) 17:42

拓聖

 

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今日帯広市役所の依頼で、松崎町の子供たちの体験があった。写真にあるとおり十勝農楽校のオール体験(①酪農の話②搾乳体験③アイスクリームづくり体験)でした。特に①の酪農の話については体験者のニーズに合わせてアレンジしながら話をさせていただいています。

依頼文にあるとおり松崎町は開拓姉妹都市で、十勝・帯広の開拓は明治16年、静岡県松崎町の豪農の次男依田勉三率いる開拓移民団「晩成社」により開拓の鍬が下ろされたのでした。彼らは郷土の偉人の足跡を巡るべくこの十勝に来たのでした。

今回は依田勉三がいかに十勝の農業の発展に尽くしてくれたのかと言うことを、話させていただきました。

SN3V0552.jpgたまたま友人の佐々木畜産の社長からメールに添付された読売新聞のコラムがありそれを参考にさせて頂きました。コラムによると十勝入植から10年後の1893年(明治26年)函館に「マルセイ牛肉店」を開設し、毎月20頭以上の牛を十勝の牧場から函館迄歩かせて運んだと言う記録があるそうです。アメリカの西部劇のように馬に乗って追い立てて行ったのではなく、おそらくアイヌの人々の手を借りながら日高山脈を超え、勇払原野を横切り、噴火湾を望みながら渡島半島をぐるっと回って函館へ行ったことでしょう。何日かかったのか?気の遠くなる話です。酪農も始めバターを作りこれも函館まで運びました。このように先人のたゆまぬ試行錯誤の結果、日本の食糧基地とも言われる十勝農業の基礎を築いたのでした。

訪問団一行は昨日静岡県三島を発ち十勝入り。そして超人的なスケジュールの下、今朝一番に広瀬牧場での体験と成り、我が家でも搾乳の準備など息子夫婦や店長の助けがあったればこそ楽しんでもらいました。

SN3V0549.jpg広瀬牧場での体験の後、ジャガイモ掘りをする予定のようでした。

スケジュール表によると明日はアイスアリーナでスケートをし、六花亭本店でお土産を買い、中札内の美術村で昼食の後飛行機で帰路につき夕方には松崎町の親元に帰るようです。

大臣や議員さんのように分刻みのチョー過密スケジュールでかわいそうでした!

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