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2016年4月 8日(金) 16:55

失われた一年・・

一年前の3月26日、動悸、息切れ、呼吸困難などの症状で緊急入院し、4月の今頃AED搭載のCRT-Dの植え込み手術を受けて一年になります。

SN3V0019.jpg病衣の姿で偉そうな格好の私ですが・・・、これは11月に一ヶ月半再入院し、家内に誘われて病院内ある喫茶店に行った時の写真ですが・・・

病名は特発性拡張型心筋症と一昨年10月に入院した時に言われた病名です。そのときは進行性の心臓病なので無理はしないで下さい。5年生存率は76%です、とも言われました。そして無理せず大事にしていたけれども、進行して再発し3月末の再入院となりました。そのときの診断は心筋症がより進行し心房細動の発作の危険が著しくなり突然死の可能性が非常に高い。よって絶対安静にし、状態が安定した所でCRT-Dの植え込みが絶対に必要で、この機械の特徴は24時間心臓の拍動を助けるペーシング機能と心房細動など発作が起こると即反応して電気ショックを与える機能も搭載されています。

CRT-Dの植え込みの後、自分の普段の拍動とぴったり合うまで、非常に辛かった。そしてまた薬も突然のように15種類ほど毎日飲む羽目に・・・・。そしてその薬も体に合わず、吐き気と食欲不振、そして点滴の連続、まあ辛い入院となりました。一科入院3ヶ月ルールで6月末にはいったん退院するも、2週に一度の定期受診の他には家出寝たり起きたりで、社会と隔絶された生活でした。

11月にはまた入院をし、なんとか平成28年を迎えました。

季節もようやく春めいてきて、継続歩行の距離(息切れせずに)も少しずつ伸び、何となく気分の良い日々を迎えられるようになりました。

この一年社会から離れ自分の体のためだけに生き、家族もまた私の体調を第一に過ごしてくれました。まだまだ日常生活に多くの制約があり万全ではありませんが、幾つかの役職の会議などに復帰したりはたまた牧場体験の申し込みが相次いだりで生きている実感がします。

家族や主治医をはじめ全ての人々に感謝です。

失われた一年と言うよりも、後残りの人生をより豊に生きるためのリハビリ期間の一年でした。

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